溶接作業におけるVRを共同開発、2020度中に販売スタート予定 | 広告用3DCG制作・建築CGパース・BIM・AI活用ならスペースラボ

溶接作業におけるVRを共同開発、2020度中に販売スタート予定

2020.07.13

 

溶接VRトレーニングの販売開始へ

イマクリエイト株式会社(以下、イマクリエイト)は、神戸製鋼グループの株式会社神鋼エンジニアリング&メンテナンス(以下、神鋼EN&M)と共同で、溶接におけるVR研修の現場実証を行った結果、実技研修以上の習熟効果を確認したと発表しました。 今後は、研修メニューを拡充し、2020年度中に溶接VRトレーニングの販売をスタートする予定だといいます。 溶接トレーニングVRは、溶接の技術伝承が難しいという問題を解決するために開発されました。 溶接現場では、強烈な光のために手元が見えづらく、初心者が熟練者を見て学ぶことや自分の作業を確認することが難しいといいます。 VR研修では、熟練者の手元の様子を3Dモデルで再現することにより、初心者がそれを真似するだけで効率的に学べるようになっています。

VR研修で、実技研修よりも高い効果を確認

神鋼EN&Mには、発電所や製鉄所のメンテナンスなどで培った技能を持つ熟練の溶接士が、多く在籍しているといいます。 VR上における溶接部分は、現場監督の確認のもとで綿密に練られ、リアルとの差が起きないように忠実に表現されています。 神鋼EN&Mでは、6月に溶接の新人研修を実施し、VR組と実技組に分けて、組ごとの成長率を比較検証しました。 その結果、VR組は点数のバラツキが少なく、全員が一定レベルに達したといいます。 また、実技組よりもVR組の方が、未経験者の習熟スピードアップに効果があるという結果が出ました。 講師からは、「VR組は溶接がかなり上達している」「最終評価試験を見ても、溶接VRの効果があったと思う」「楽しみながら溶接VRに取り組んだことで、レベルアップにつながった」などのコメントがありました。 イマクリエイトは、これからもXR技術を用いて人々のファーストステップをやさしくすることを理念に、世の中に役立つサービスを展開していくといいます。 (画像はプレスリリースより) ▼外部リンク イマクリエイト株式会社 プレスリリース https://prtimes.jp/main/html/  

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