CEO's VR Message

【其の弐】VRはどこまで進んでいるのか?

2021.08.27

VR解体新書其の壱では「そもそもVRってなんなのか」というテーマで語りました。おかげでずいぶんVRへの理解が進みました。今回は続編として、VRの可能性についていろいろと探ってみようとおもいます。コロナ渦で一時的に注目を集めているVRですが、果たしてアフターコロナの世界でもニーズは変わらずあるのか。どんな業界にフィットするのか。そしてスぺラボが提唱する「Next Planet計画」とは?
前回同様、弊社代表 柴原の熱量たっぷりのトークとともにお届けいたします。

 

コストと時間を圧縮できるのがVRの強み

ー前回、地域格差の話がありましたが、首都圏から地方へということも言えますよね

 

その通り。たとえば東京ビッグサイトで開催されるような展示会に地方のお客様が見に来てくれるかというと、なかなかハードル高いですよね。でもバーチャル展示会なら商圏が広がる。実際に営業エリアが首都圏のみだった会社が山口県のお客様と商談できるようになったという話も耳にしました。

 

ー物理的距離をなくすのもVRの特徴のひとつですね

 

営業コストを大幅に削減できますよね。これも中小企業にとってはメリットだと思います。よく聞かれるんですがVRってコロナでニーズ高まっているけど終息したら不要になるのでは?という質問にはNOと言えますね。実際に成果につながっている顧客にとっては特にね。

 

ー業界的に向き不向きってありますか?

 

バーチャル空間上で商品を表現できれば大丈夫ですよ。家電なんか相性いいですね。自動車もいい。でも、こないだ失敗した例があって。いわゆるスーパーカーの展示会の打診があったので最高峰のスキャンシステムで試してみたんですが、一切反応しなかったんです。

 

ーなぜですか?

 

スーパーカーって小石が跳ねてもボディに傷がつかないように特殊なコーティングかけてるんですよ。それがスキャンに反応しなかったんですね。モニター見てたんだけどネジ山とナンバープレートだけ取り込まれてた(笑)。スキャン機材の業者さんも「すみません」って。

 

ー普通の自動車なら大丈夫なんですか

 

大丈夫です。その機材は最高峰だけあって、自動車はもちろん戦車や飛行機だってスキャンできるんですよ。でもスーパーカーだけはダメだったという…。そのほかの業界だと不動産、特に賃貸物件なんかも相性はいいでしょうね。コストと時間が圧縮できるようになりますからね。

 

世の中にないビジネスモデルをつくる

ー技術面はずいぶん進化しているんですね!

 

逆にいうとVRの技術ってそれだけを抜き出すとただの面白体験ツールなんですよ。あくまできっかけ、起承転結の起にすぎない。そこから先をつくってつなげていくことでビジネスモデルになる。だからスぺラボは企画型の組織になっていくんですよね。

 

ー技術自体はコモディティ化しますもんね

 

今回『XD SPACE(※)』は完全に人を集められるプラットフォームになりました。ここまでが大変だったけどもう大丈夫。あとは展開の仕方。広告でもいいし、求人でもいいし、物販でもいいし、なんでもつなげられます。それって何かというと次世代SNSだよね。

 

ーコミュニケーションツールからさらに進化した

 

アバター同士での交流って『clubhouse』みたいな音声コミュニケーションのその先なわけですよ。そしてその流れでいまあたためているのが『Next Planet計画』。もうひとつの都市を、そして地球をブラウザ上に作りましょうというプランです。

 

ーバーチャル空間上に都市をつくる?

 

つくる、というより都市になるといったほうが正しいですね。バーチャルオフィスやバーチャルイベントなど独立したビジネスモデルが僕らのプラットフォームにたくさん生まれればユーザー数も増えますよね。そのユーザー達がそれぞれの場所を自由に行き来できるんですよ。

 

ースぺラボのプラットフォームを使えば可能だと

 

オフィスにいる人がそこを出て、となりでやっているイベント会場でチケットを買ってコンサートを観る、なんてこともできる。アプリに依存しないブラウザ完結型だからシームレスにできるんです。それをつないでいくと、結局都市になるんですよ。

 

 


 

スーパーカーの話は思わずズッコケましたが『Next Planet計画』はなんだか途方もないプランのようです。まだその全容がつかみきれていないので、次回さらに突っ込んで計画の気になる点などを明らかにしたいと思います!

 
※XD SPACE…スぺラボが開発した世界初の仮想環境コミュニケーションシステム。Webブラウザ上の仮想空間でアバター同士、音声コミュニケーションを図れるというもの。詳しくはこちら