パース会社がなぜBIMを導入したのか? | 建築パース CGパース制作 広告CG 内装BIMのスペースラボ

パース会社がなぜBIMを導入したのか?
2025.01.29
昨年24年の1月、弊社スペースラボの新規事業としてBIM制作サービスをリリースしました。
弊社スペースラボは建築CGパース制作会社として2009年に創業し、今年で16年目を迎えております。
今回は、長年ビジュアライズを行ってきたスペースラボがRevitを導入したきっかけについてご紹介します。
スペースラボがBIMを導入したきっかけ
RevitなどBIMデータからのビジュアル制作は、弊社へのご依頼のなかで以前よりお問い合わせはありました。 以前まではデータの変換などでビジュアル化を行って来ていましたが、BIMを導入するきっかけとなったポイント5つについてご紹介します。
①BIMデータをロスなく活用したい

Revitの導入前は、基本的にFBXに変換して、別の3Dモデリングソフトで編集してからビジュアライズ、という流れが主流でした。Revitでは設定されているはずのマテリアルの色・内容やライティングの情報などは変換されず、流用できるのは真っ白のモデリングデータのみとなります。
いざ弊社でビジュアル制作しようとなると、マテリアルやライティングの設定は全てやり直しになります。デザイナー様にとっては時間と制作費のコストロスが多く、ここをクリアにすることでデザイナー様の負担を軽減出来ればと考えました。
②BIMユーザーの増加

弊社へのご依頼は内装デザイン業界のデザイナー様が多くを占めていますが、ここ数年で一気にBIMを導入する会社様が増えてきました。以前より、デザイン検討のため3Dモデリングを活用しているデザイナー様はいらっしゃいましたが、設計ツールとしてBIM移行した会社様や、デザイン検証を3D的に行うためにBIMを選ぶ方も多く、弊社への指示資料にBIMデータが増えてきたのも理由のひとつです。
また、プロジェクトによってはクライアント側からBIM形式での納品を指定される場合も増えてきている中で、設計ツールとしてBIMを選択する必要性が高まって来ていると言えます。
③制作依頼内容の多様化

BIMの魅力は何といっても業務の効率化が期待できることだと思います。以前はパース制作が主流なため、プロジェクトに参加するのはプレゼン前の最終段階であることが多く、パースや動画といったビジュアル制作のみにとどまっていました。
BIMの導入が業界的に進んできた中で新たにいただくようになったご要望は
「プロジェクトのモデリング作業を分担できないか」
「途中まで制作したモデリングを引き継いでもらえないか」
「スケッチ指示に合わせてモデリングデータを更新できないか」
「ビジュアル制作で使用したモデリングデータをプレゼンでも使用したいが納品可能か」
などといった、プロジェクト最終段階だけでない多岐にわたる制作協力のご依頼が増えてきました。
実際、デザイナーの皆様が最後までRevitモデリングなどを行うのが一番効率的だとは思います。ですが数々の打合せや現場調査、そもそものデザイン業務や他の業務もある中で、Revit作業までするのは大変です。「肝心のデザイン業務の時間が足りない」というお声も多く、プロジェクト途中のサポートやその後の活用までを見据えたご要望に応えたい、そんな思いからBIM活用を取り入れています。
④建築ビジュアライズの変化

③での依頼内容の多様化と合わせて、ビジュアライズ制作の需要も多様化してきていることもBIM導入のきっかけのひとつです。新型コロナ渦を境に、建築プレゼンシーンではリアルタイムで確認できることが重視されるようになったとお声をよくいただきます。
いままでリアルタイムレンダリングと言えばゲーム業界のイメージが強かったですが、いまや建築業界もリアルタイムで仮想の空間を体験できることが求められるようになりました。
最終完成形のパースだけでなく、ウォークスルー動画や空間に没入できるVR化など、2Dだけではないビジュアル制作を建築プレゼンシーンでも求められる中で、リアルタイムで更新内容が3D確認できるBIMは設計ツールとしてもニーズに合っていると考えます。
実際に弊社の制作でも、RevitでモデリングしたデータをTwinmotionでレンダリングする依頼も多く、建築ビジュアライズ自体の表現の幅が広がってきたと感じています。
⑤データの共有・一元化

BIM導入のきっかけ、最後のひとつはデータの共有が重要視されるようになったためです。いままではそれまでは図面はA社、グラフィックはB社、パースはスペースラボ、などなど、ひとつのプロジェクトでそれぞれ別の業者が別のツールを使って業務していました。
ただ人材不足や法定労働時間の厳格化により、業務の効率化が重視されるなかで、データの一元化ができるBIMに魅力を感じるひとが増えてきました。
Aoutdesk社の提供するACCサービスなどを活用した、BIMによるデータの共有もプロジェクトの進行をスムーズにするために重要なツールと言えます。
まとめ

私達スペースラボはRevitこそは初心者ではありますが、「プレゼンテーションサポート企業」として16年間デザイナー様に寄り添ったサービスを提供できるよう務めてまいりました。
16年間お客様をサポートしてきた経験、技術、そしてCG制作に適したPC環境を活用できるのではないか?
いつものパース制作同様、BIM制作でもサポートできるのではないか?
そのような気持ちから、パース制作会社としてのBIM制作サービスをスタートさせました。
- Octane Render
- Fusion360
- Premiere Pro
- After Effects
- AutoCAD
- Vectorworks
- Jw_cad
- VR・メタバース開発
- 3ds Max
- Maya
- V-Ray
- Illustrator
- Modo
- SketchUp
- Corona Renderer
- ARCHICAD
- VectorWorks Architect
- Rebro
- Rhinoceros
- Shade3D
- Houdini
- ZBrush
- BIM
- Photoshop
- 建築CGパース
- オフィス 建築CGパース
- ビル・マンション 建築CGパース
- ブライダル CGパース
- 住宅・不動産 建築CGパース
- 商業施設 建築CGパース
- 飲食・レストラン 建築CGパース
- 住宅 建築CGパース
- 戸建て 建築CGパース
- Cinema4D
- Revit
- Enscape
- コンセプトアート
- フォトリアルCGパース
- プロダクトCGパース(商品PR紹介)
- カタログCGパース
- Blender
- Unity
- Twinmotion
- Unreal Engine