BIMビジュアライズ: Revitレンダリングの比較②-外観編- | 東京の建築CGパース制作 広告CG制作会社 スペースラボ

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BIMビジュアライズ: Revitレンダリングの比較②-外観編-

2025.04.17

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Revitレンダリングの比較第二弾として、今回は外観パースをレンダリングソフトウェア別にご紹介します。
外観パースでは太陽光、影、全体の色温度など環境の違いが顕著に現れます。そのため、ソフトウェアの違いが影響しやすくなっています。
今回はそういった外観特有の要素に注目して、比較していきます。

内観パースを例としたソフトウェアごとの詳しい解説「BIMビジュアライズ: Revitレンダリングの比較①」はこちら

レンダリングソフトの紹介

とあるオフィスビルの外観と周辺環境のパースを例にレンダリングソフトを比較していきます。
Revitではメジャーなレンダリングソフト①Enscape、②Twinmotion、そして最近話題の③D5render、最後にあまり使われませんが④Revitの標準レンダラーもご紹介します。

①Enscape - リアルタイムで素早く高品質なビジュアル -

Enscapeの環境は初期設定項目が少なく、簡単に素早く美しいビジュアルを作ることができますが、具体的なイメージがある場合それに寄せるのは難しいです。
植栽、車止めや標識などの添景アセットはありますが、他ソフトと比べ少なめです。
但し、EnscapeはRevitと完全に統合されているため、モデルやレンダリング内容の食い違いが生じにくいという最大のメリットがあります。

②Twinmotion - 自由な表現で細部までこだわれる高品質なビジュアル -

TwinmotionはHDRIと呼ばれる空の情報を含んだ画像のアセットが豊富で、太陽の高さや時間、影の落ち方、空の色味を選ぶことができます。
ガラスの反射と透過感がよりリアルな印象を受けます。
また、マテリアルにはグランジと呼ばれる「汚し」の設定があり、道路などの経年感を演出することができます。
全体的に機能が多く、狙った画を作りやすいかと思います。

③D5render - 高画質でハイクオリティのビジュアルをリアルタイムで -

D5renderではテクスチャ感が細部まで表現できます。近景の方がより効果を発揮するかもしれません。
植物の配置方法に多数の機能があり、パスの沿って配置したり塗布、散布などが可能です。
加えて植物のモデルアセットも豊富なため、植物がたくさんある環境を作りやすいでしょう。

④Revit標準レンダラー - 標準機能のため細かい設定無しで書き出せる -

Revit標準レンダラーでは、環境設定項目が少なく微調整や雰囲気出しを加えることは難しいです。
その上高解像度のレンダリングには非常に時間がかかったり、添景アセットなどが無いため使用することはほとんどないかと思います。

レンダリングの比較

4つのレンダリングツールを比較した画像がこちらです。
参考までに、Revitでの作業画面(リアリスティック)も追加しています。
調整の違いはあれど、かなりそれぞれのソフトウェアの特色がわかりやすいのではないでしょうか。
表現したい空間や環境の特徴で選んだり、ビジュアルの使用用途で選ぶのをおすすめします。
また、添景アセットにも注目頂きたいです。植物の雰囲気や道路構成要素の種類はソフトウェアによってかなり異なりますので、好みのものを選んでいただければと思います。

いかがだったでしょうか?
今回は外観パースの特徴に注目して、比較をしていきました。
内観パースよりもソフトウェアの特徴がしっかりと出ていたのではないでしょうか。

ビジュアルの違いに加えて、各ソフトウェアの強味を発揮できる使い方の特徴もありますので、プロジェクトにあったソフトウェアを選ぶことが肝心です。

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内装BIMのみならず、建築や外装BIMモデリングの実績もございます。
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