バーチャルキャラクターでWEB会議に参加してみた | 建築パース CGパース制作 広告CG 内装BIMのスペースラボ

バーチャルキャラクターでWEB会議に参加してみた
2020.11.02
どうも!将来はバーチャル世界で不死身の体を手に入れたい、東京本社勤務クリエイターのイクピーです。
最近は毎日夕食中に「キズナアイ」ちゃんの動画を見ています。すごくかわいくて日々の疲れが吹っ飛ぶほど癒されています。そんなあるとき、ふと思いました。「3Dクリエイターなら、天才なら、似たようなことできるのでは?」僕の好奇心に火が付いた瞬間です。
今回はVtuberみたいに「バーチャルキャラクターでWEB会議」に参加してみました。
Vtuber(ブイチューバー)ってなに?
百聞は一見にしかず。見てもらったほうがわかりやすいと思うので、僕がドはまりしているキズナアイちゃんをご覧ください。
バーチャルユーチューバーのことを略してVtuber(ブイチューバー)と言います。センサーで自身の体の動きを読み取って、キャラクターにリアルタイムに追従させる技術です。
簡単にはできないだろうと思っていましたが、いざやってみるとそうでもない!なんとカメラ1台と普通のパソコンがあれば無料でできることがわかりました。天才の目に狂いはないのです。
準備しよう
まずは機材をそろえましょう。ネットに精通している方であれば手元にあるものがほとんどだと思います。今回の企画に使用したもの一覧はこちら。順を追って説明しますのでご安心ください。
---機材---
・パソコン(推奨スペック:4コア以上のCPU、メモリ4GB以上を搭載)
・webカメラ(できれば広角過ぎない物が好ましい)
・マイク付きヘッドホン
---PCソフト(全て無料)---
・3tene
・OBSスタジオ
・OBSスタジオ仮想カメラ
---3Dキャラクター---
・VRM形式のアバター
次にPCソフトのセッティングです。今回は『3tene』と『OBSスタジオ』を使います。「3tene」でキャラクターを動かす、OBSスタジオで「3tene」の画面を録画。録画されたものをリアルタイムでweb会議に映し出す、という段取りです。
どちらも無料のソフトなので、こちらの各HPからダウンロードできます。設定はインストーラーの手順通りにポチポチしてもらえればおおかた大丈夫です。
※ダウンロードは各自の判断の下でお願いいたします。ダウンロードやソフトにおける不具合の責任は当メディアでは追いかねます。また、本記事でご紹介しているソフトや機材に関するお問い合わせは各提供元へお願いいたします。
3teneFree版⇒ダウンロードサイト
OBSスタジオ⇒ダウンロードサイト
インストールが出来たらOBSスタジオの仮想カメラを入れていきます。これはOBSスタジオの録画をWeb会議に映し出すためのソフトです。OBSスタジオを入れてからインストールしてくださいね。こちらも無料です。
OBSスタジオ仮想カメラ⇒ダウンロードサイト
では最後に3Dバーチャルキャラクターです。自作するか無料公開しているものを探す、または有料アバターを購入することもできますが、今回は無料公開されているものを使います。3teneで動かせるのは「VRM」という形式の3Dです。無料のVRMを探すなら「ニコニ立体」というサイトがおすすめです。
※公に公開する形でアバターを使いたい場合は著作権に気をつけましょう。
自作する場合は「Vroid」を使えば無料で簡単にオリジナルキャラクターが作れます。
ニコニ立体⇒ホームページ
Vroid⇒ダウンロードサイト
さあ、これで準備はできました。実際にソフトを動かしていきます。
キャラクターを動かしてみよう
3teneを起動するとデフォルトでキャラクターが配置されているので手軽にそれを使うのも良いですが、僕はメンズアバターを使いたいのでアバターを新規導入します。
webカメラを追従設定にして動かしてみます。リップシンクも忘れずオンに。背景を単色の緑や青に設定すれば、OBSスタジオ側のクロマキーフィルターで背景を透過できます。
次にOBSスタジオを起動します。ソースの部分にPCゲームキャプチャで3teneを追加すると、画面にキャラクターが出てきます。OBSスタジオは単体で画面の録画と録音ができる超すごいソフトなので、つかいこなせればゲーム実況者やユーチューバーになれちゃいます。
web会議につなぐ為に入れたOBS仮想カメラを起動します。ツールから「VirtualCam」を選択。デフォルトのままスタートを押すだけでOKです。web会議側のカメラ設定で「OBSカメラ」を選択すればこの画面がそのまま映し出されます。
Web会議に参加だ!!
さあ、いよいよバーチャルキャラクターでWeb会議に参戦です。特に議題も無いのに突然のweb会議に付き合ってくれたのはこの4人。事前に「バーチャルキャラクターの試験運用したい」ということだけ伝えています。

イクピー:お忙しいところお集まりいただきありがとうございます。
全員:うっす。
イクピー:これからアバターに着替えて登場するので、何かしらコメントをください。
MK:OKまかせて。取れ高あること言えばいいのね。
CM:ふふ、取れ高(笑)

「おお~、ばーちゃる」
イクピー:はいどうも、新生イクピーです。
MK:これ口も連動してるの?
イクピー:はい。口も連動しています。あいうえおの母音をマイクで感知しているんです。
CM:すげー。ゲーム実況者みたい。youtuber感ある。
イクピー:一応、表情も変えられるんですよ。ほら、笑った顔です。

NS:変顔してるみたい(笑)
CM:笑ってんの?これ。口がおかしい(笑)
MK:キャラクターに表情つけるのって難しいんだね。
イクピー:便利な機能があってすぐグリーンバックにできて背景を入れることもできます。いま入れ替えてみますね。

CM:めっちゃ南国。チョイスよ。
NS:前後の位置って変えられないの?
イクピー:マウスホイールくるくるして引き離せば前後の位置は変えられます。モーションという機能で体が動くのでお見せしましょう。

「…。(笑)」
イクピー:アバターのお着替えもできます。女の子になることもできるんです。バ美肉ってやつです。

CM:かわいい~。
イクピー:女の子から男性ボイスがしてるのどう思います?
MK:見た目と声が違うから違和感あるかも。不気味の谷を覗いてる気分。男アバターでいてほしい。
KH:ふはは。なんかおっかしい(笑)
イクピー:ちなみに動きはこんな風にwebカメラでとっています。

KH:やば、見えてる見えてる。今日いち面白い(笑)その状態で配信してるユーチューバーいたら即チャンネル登録するわ。
イクピー:これ全部無料でできるので皆さんも.ぜひやってみてください。
全員:無料なんだ、すごーい。やってみたい。
イクピー:やれること終わったので解散です。ありがとうございました。面白かったですか?
全員:うん!バーチャルってすごいね!
これがあればもっと動ける
実はキャラクターの手や目も動かすことができます。会議が終わってから、ちょっとだけ披露したところ「おお~」と感心していました。
「リープモーション」というハンドトラッキングカメラを使えば、この通り手が動きます。指の追従もある程度できる優れモノですが、現在は生産が終わっています。
目玉を動かしたり、瞬きや目をつぶる動作の追従は「iPhoneX」を使うことで可能です。iPhoneXをもってる人はラッキーですね!顔の動きもwebカメラより精度がいいのでおすすめです。
web会議はバーチャルでよくない?
こうも簡単にバーチャルキャラクターになれる時代が来るとは驚きです。Vの世界はここ数年でどんどん進化していますね。
web会議で顔出したくない人は是非バーチャルキャラクターを使いましょう。なんだったらそのままVtuberになってYoutubeにデビューも!夢が広がりますね。
会議中はなかなか辛辣な意見もありましたが、これが現実なのでしょう。まだ一般に受け入れられるには時間がかかりそうです。
現実に戻りたくない!僕はこの世界から出たくないのでこのまま生活することにします。ではまた。
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