起震車とVR映像を連動。理経のVR地震体験システム、練馬区が採用

2020.10.19

地震の揺れを擬似体験できる起震車と連動

株式会社理経は、2020年10月14日、同社が開発したソリューション『VR地震体験システム』が東京都練馬区に採用されたと発表しました。この『VR地震体験システム』は、地震の揺れを擬似体験できる起震車にVR映像を連動させるというもの。VRによる地震体験を可能にしています。

振動と映像のずれを解消、複数のゴーグルを制御

株式会社理経は、最先端技術・先進的な製品を核とした多彩なソリューションを提供している企業です。製造業向け3次元機械CADソフトウェアやVR／ARコンテンツの提供を手がける一方で、地方自治体向け各種防災情報伝達システムの展開も行っています。同社が開発した『VR地震体験システム』は、各自治体で行われている防災への取り組みに対応するソリューション。起震車の体験開始ボタンに連動させる形でVR映像を再生することにより、振動とVR映像のずれを解消しました。また、複数のVRゴーグルを同時制御も実現し、よりリアルな体験による防災意識の向上を可能にしています。

官公庁に向けて提案していく

『VR地震体験システム』におけるVR映像は、「キッチン・ダイニング」「学校の教室」「屋外」という3種類の体験を実現。また同ソリューションによる地震体験の終了後にも、非常時の行動や事前対策などを、映像を見ながら学習することができます。同社は今後、このソリューションを官公庁に向けて提案していくとのことです。（画像はプレスリリースより） ▼外部リンク『VR地震体験システム』を練馬区で採用～起震車にVR映像を連動させ、よりリアルな防災体験を～ - 株式会社理経 https://www.rikei.co.jp/news/2020-25/