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3Dスキャンで『ナン食べ放題』してみた

2021.04.01

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こんにちは!スぺラボ クリエイター、はぎひろです!

突然ですが皆さんはカレーはお好きですか?
私は月に一回程度はカレーを食べるほどのカレー好きです。特にインドカレーの複雑なスパイスの香りはたまりません!!

でも

インドカレー屋の前を通り過ぎる時、ふと疑問に思うことがあります。

「ナン食べ放題」

「ナン食べ放題」

「大切なことなので二度言いました。」

そもそもナンは食べ放題に適しているのでしょうか。
私の経験ですと、インドカレー屋のナンは人の顔が2人分隠れるほどの大きさとボリュームがあります。
小食の私は2枚並んだだけで、「うっ」っとなります......

ただ......

見てみたい......

食卓いっぱいにナンが並んだ光景を!!

人は今まで目にしたことのないものほど、見てみたいものです。
見るだけなら実現できます!!

「3Dスキャン技術」を使えば、ナンを増やすことができるのです!!


▼目次
1.ナンを準備する
2.ナンを3D化する
3.3Dナンを大量生産する
4.完成(わーい)


ロードマップは完璧です。実行していきましょう。

1.ナンを準備する

まずは食べ放題のためのナンを準備します。

どーん!

そして上から吊るします。

どどーん!

(なんかごめん......後でちゃんと頂くよ......)

2.ナンを3D化する

ナンを3D化します。使用アイテムはiPadと「Structure Sensor」。そして3Dデータを作成するアプリです。
「Structure Sensor」とはiPadに取り付けるタイプの3Dスキャナです。

対応アプリはいくつかあるのですが、今回は品質に定評のある「itSeez3D」を使用。
アプリの指示に従って対象の周りをぐるっと回るように撮影すれば、3Dデータが作成されます。

今回はナンの裏側も再現したいので空中に浮かせた状態で撮影していますが、床の上に置いたほうが品質は安定します。

出来上がったスキャンデータはクラウド上で処理されたうえでダウンロードが可能になります。
※非会員の場合、1オブジェクトにつき7ドル必要です(記事掲載時)

撮影にかかった時間はおよそ10分。途中でナンが落下してしまわないかとヒヤヒヤしながら360度撮影しました。

その3Dスキャンの結果がこちら。

おいしそう!裏側までしっかり再現されています!

3.3Dナンを大量生産する

完成した「3D版ナン」を増やすためにCG制作ソフトの「Cinema4D」に取り込みます。

「Cinama4D」の作業画面上に、ナンを乗せるためのテーブルとお皿を準備し、イスの上に「3D版私」を設置しました。

お店の人に持って来てもらうよりスピーディーで且つ、0距離よりも2cm上くらいからの方が自然に見えるので、「Cinema4D」上の設定をお皿の上2cm程度からナンが自然発生後、無事お皿の上に着地するように設計します。

ナン食べ放題の準備が整ったのでいざスタート。

増えるナン。

さらに増え続けるナン。もう誰にも止めることはできません。

4.完成(わーい)

頼みすぎたというレベルではありません。

現実ではないので全く問題ありませんが、少し後悔している自分がいます......。

まとめ

3Dスキャン技術を使ってナンを増やしてみました。
食べきれそうにないナンを目の当たりにしてちょっとだけ罪の意識を感じましたが、想像以上に幸せな映像に日々の疲れを一時忘れることが出来ました。

増えるって素晴らしいですね。見てるだけでお腹は満たされました。

3DCGの技術は日々進化しており、可能性は無限大です。
現実では実現不可能なことを誰でも簡単に実現することができるようになってきています。

今後もそんな3D世界の面白さをお伝えしていきます!

自己紹介_はぎひろ
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