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ブライダル業界での建築CGパースの用途やメリット

2024.03.29

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ブライダル業界の建築CGパースとは

ブライダル業界はその名前が示すとおり結婚式と、それに関連するさまざまなイベントの企画、運営ならびに物品の販売、レンタルをおこないます。なかでも挙式と披露宴もしくは披露パーティの企画、運営が事業の中心です。

挙式披露宴のプランニングでは、式場や披露宴会場の雰囲気づくりが重要な要素となります。企画を提案するときに単に会場の写真だけでなく、さまざまなプランに沿った装飾や配置を立体的なイメージで提供する建築パースの活用がさかんになっています。

建築パースは、挙式会場や宴会場の設計データをもとに3D-CG処理によって、指定した視点から眺めた会場内外の立体イメージを作成します。建築パース作成の過程で装飾やライティング、視点を自由に設定できるので、写真撮影では得られないイメージでも作成することができます。

 

ブライダル業界での建築パースの用途

ウェディングプランを検討するうえで、挙式披露宴会場の雰囲気は非常に重要な要素です。顧客は検討段階で式場に出向いて会場の下見は必ずおこないますが、多くの場合は建物としての式場を見るだけになります。

同じ会場を使用したとしても実際の式場の雰囲気は、プランによって全く異なります。予算や人数などそれぞれの条件に応じて提案されたプランでの雰囲気を、会場の下見だけで把握することは困難です。このようなときに建築パースを活用することで、臨場感のあるイメージを顧客に提供することができます。

 

ウェディングイベントの企画提案

挙式披露宴はそれぞれの会場で一応定型的なプランが設定されていますが、実際にはウェディングプランナーが顧客の希望や制約などを聞きながら企画提案します。顧客は会場の下見や提案されたプランをもとに、結婚式場を比較検討します。

会場の下見によって広さや建物の豪華さなどは実感できますが、実際の雰囲気は想像するしかありません。プランナーはウェディングプランの企画提案で、挙式や披露宴での会場の雰囲気を伝えることが重要です。

海外のチャペルや史跡などで挙式する場合は本番まで会場を見ることができないことも多く、作成する企画提案書の役割はさらに重要です。 企画提案書のなかで建築パースを活用することで、提案するプランに沿った装飾や配置の会場の様子を表現したイメージを提示することができます。これによって提案のポイントをより直感的に顧客に訴求することができます。

 

ブランドイメージのコンセプト映像

結婚式場には専業の結婚式場やホテルに併設された結婚式場などがありますが、いずれもウェディングというイベントの性格上、ブランドイメージがとても大切です。結婚式場にほかにはない新しい企画も大切ですが、なによりも重要なのは会場です。 挙式や披露宴で使用される会場のイメージを高めるような映像は、ブランドコンセプトを訴求するコンテンツでは欠かせません。このためにさまざまな角度から撮影した写真を使う場合もありますが、建築パースを活用することで写真撮影が難しい視点での映像でも作成することができます。

建築パースであれば、ライティングや色彩感も自由に設定できるので、ブランドイメージを明確に訴求するような映像を作成することが比較的容易です。上空から会場全体を俯瞰するような映像でも容易に作成でき、自由な表現が可能になります。

 

ブライダル業界で建築パースを使用するメリット

ブライダル業界の中心は挙式披露宴の企画、運営です。顧客の予算や招待客数などそれぞれの事情や希望を考慮しながら、顧客満足度の高い挙式披露宴の提案が求められます。 挙式披露宴では会場選びが大きな要素をしめていて、パンフレットや雑誌広告でも挙式や披露宴会場のイメージは欠くことのできない要素です。

企業のブランドイメージ確立のためにも会場の外観や設定は非常に大きな要素であり、建築パースを活用することによって写真では表せない提案やイメージを表現することが可能になります。

 

ブランドイメージを的確に伝える

結婚を控えたカップルやその親族が挙式披露宴を検討するとき、選択肢に加わるためには結婚式場のブランドイメージはとても重要です。

著名人が利用した実績もブランドイメージに影響を与えますが、挙式会場や披露宴会場がブランドイメージには最も重要な要素です。写真でさまざまな実績を訴求することも大切ですが、ウェディングには流行があり過去の実績だけでは時代遅れになってしまいます。

建築パースを活用することによって会場をさまざまな角度から俯瞰して、流行を先取りした新しい会場設営のイメージを容易につくり出すことができます。変化するニーズを捉えながら、常に新しい感覚でブランドイメージに沿った会場のイメージを顧客に伝えることができます。

 

結婚式場の雰囲気を伝える

パンフレットや広告で結婚式場の雰囲気を伝えるためには、モデルを使って挙式や披露宴の様子を撮影した写真で伝えるのが一般的です。しかし式の雰囲気そのものを写真で表現することは決して簡単ではありません。 過去の式場の雰囲気は過去のものであり、時間が経過してしまうと古くさい印象を与えてしまいます。挙式会場や披露宴会場の美しさや会場の雰囲気をよりよく伝えるためには、建築パースの活用が有効です。

建築パースでは視点や光源を自由に設定してイメージを作成することができ、美しさや荘厳さなどを際立たせるようなイメージを容易に作成できます。本来見ることができない視点から俯瞰で外観や内観を作成することで、写真よりも式の雰囲気をよりよく演出できます。

建物周囲の植木や花壇を自由に設定でき、内部の花やカーテンなどの装飾も自由に設定できるので、季節感や時間感覚を最適化したイメージを作成できます。

 

プランのレパートリーを伝える

挙式や披露宴では予算や希望に応じて、さまざまな演出や装飾のプランがあります。企画書やカタログの撮影のために会場設定するのはコストや手間がかかって不可能ですが、建築パースを活用すると比較邸低コストでイメージを作成できます。

建築パースでは披露宴会場のテーブル配置や装飾も自由に設定することができ、オプションによる会場の雰囲気を直感的にイメージで伝えることができます。実績のない新しい演出やテーブルプランも実施したようなイメージを作成できるので、提案した企画のポイントを顧客に的確に訴求することができます。

 

VRやウォークイン動画でよりリアルなイメージを再現

一般的な建築パースは写真のような静止画像ですが、最新の3D-CG技術を活用するとウォークイン動画やVRコンテンツを作成することができます。

ウォークイン動画では新郎、新婦の目線で会場を移動して、式を疑似体験するような動画を作成することができます。VRコンテンツではVRゴーグルを装着することで、実際に会場にいるかのように自由に会場を見て回ることができます。

一般の挙式披露宴会場では事前に会場を下見することができますが、通常は装飾がないかあるいは準備中の会場です。

VRやウォークイン動画では実際の挙式同様の装飾で画像を見ることができ、臨場感あふれる体験が可能です。特に海外での挙式披露宴や史跡での挙式など、下見が難しい会場での企画提案にはとても効果的です。

パソコンご使用の場合:マウスで上下左右360°見ることができます。 スマートフォン・タブレットご使用の場合:機器の傾きや回転によって上下左右360°見ることができます。

注:再生すると音楽が流れます。気になる場合はミュートでご視聴ください。

 

まとめ

ブライダル業界は挙式披露宴を中心に、衣装やジュエリー、旅行など裾野の広いビジネスです。顧客を獲得するためにはブランドイメージが重要であり、その中心となるのは挙式披露宴の会場や演出です。

ブランドイメージの確立や企画提案を訴求するためには、挙式披露宴会場や演出の映像は不可欠です。多くの結婚式場では会場の下見はできるものの、演出は想像するしかありません。

建築パースを活用することによって実際の装飾や配置に沿った会場のイメージを提供することができます。さらにウォークイン動画やVRを活用することによって、会場の下見が困難な場合でも会場の雰囲気を疑似体験することができます。

ブライダル事業における建築パースの活用は、顧客にブランドイメージや企画提案をより明確に伝えることを可能にし、顧客が安心して挙式準備をプランナーに任せられる信頼感に結びつきます。

 

ブライダル業界 建築CGパース 実績事例

緑に囲まれたチャペルのCGパースです。
木素材をメインに外光を取り込みよりナチュラルで暖かい空間になっています。

バンケットのパースもございます。
詳しくはこちらのリンクからご覧ください。➡ Chapel and Banquet

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