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結婚式でのVR活用事例5選!

2020.08.28

ブライダル業界におけるVR技術とは

ブライダル関連事業には結婚式、披露宴を中心とした結婚にまつわるさまざまなイベントの企画運営や、関連する物品の販売やレンタルなどがあります。結婚式は多くの人にとって人生で最も多くの人から祝福されるイベントであり、特に女性にとっては人生で最も華やかに着飾って過ごす1日です。

その思い出は一生のものであり、それは家族にとっても同じです。ブライダル事業は利用する新郎新婦に、人生で最高の思い出を残す仕事であり失敗は許されません。

ウェディングプランの検討では式場選びにはじまり、衣装や料理、装飾や演出などさまざまなアイテムを検討します。こういった場面、特に式場選びで徐々にVR技術の導入がすすんでいます。VRを活用することで、より現実感のある映像によるプラン検討が可能になります。

実際の結婚式では新郎新婦の写真撮影や、結婚式、披露宴の記録映像を残して提供します。こういった記録映像の部分でも、VR技術の活用がすすんでいます。

さらにVR技術を活用することによって、これまでとは異なる新しい応用も拡がっています。実際には出席していない人にもVR技術で結婚式を体感できるようなサービスや、あり得ない場所やあり得ない結婚式をVRで実現するなどのサービスです。

ブライダル業界でのVR活用メリット

結婚式を挙げる新郎新婦にとって、最初の大きな決断は式場選びです。そして式場が決まってからも時間をかけて準備しますが、経験のないイベントでは不安が募ります。

このときVRを活用することによって、遠隔地の式場も簡単に見わたして検討や準備をすすめることができます。結婚式を企画運営する企業にとっても多くの式場や結婚式の様子を体験できるVRを活用することによってビジネスチャンスを拡げることが可能になります。

 

遠隔地にある結婚式場の下見を可能にする

ウェディングプランにおいて結婚式、披露宴の式場選びは大きなポイントです。有名な教会や式場などに最初からターゲットを絞っている場合は別ですが、多くの場合は予算や規模などによって最適な式場を選びます。

ある程度条件を絞った上で実際に式場を下見しますが、単に会場を見るだけでは実際の式での雰囲気や会場の様子をうかがい知るのは困難です。また海外など遠隔地の式場では、事前の下見が困難な場合もあります。

このようなときにVR技術を活用することで、実際に現地に赴かなくても式場にいるかのように見分することができます。会場の映像も結婚式や披露宴での配置や装飾の状態での映像を使用することで、より現実感のある下見をおこなうことができます。

 

挙式披露宴会場のイメージを共有できる

結婚式、披露宴は会場を決めてからも、何度もウェディングプランナーと新郎新婦のあいだで打ち合わせをおこないます。式場を決めるときに下見をしていたとしても、打ち合わせの都度会場を見ながらおこなえるわけではありません。

特に海外挙式では事前の下見も困難であり、写真とプランナーの説明で打ち合わせをすすめることになります。このようなときにプランナーと新郎新婦とのあいだで、あるいは新郎と新婦のあいだでも会場に抱いているイメージが違ってしまうことがあります。

しかしVR映像を使って常に会場の全方位を見わたしながら打ち合わせをおこなえば、会場のイメージを誤解なく共有することができます。VRであればプランに近い装飾や配置での映像を使うことができるので、より実際に近いイメージで打ち合わせをすすめることが可能になります。

 

集客ツールとして効果的

結婚式場やウェディングプランニング企業は定期的にウェディングフェアを開催して、それぞれの企業が企画する魅力的なウェディングプランを紹介しています。

こういったフェアでは結婚を真剣に検討しているカップルはもちろんですが、まだ具体的な予定などは決まっていない未婚の男女やその両親など家族に集まっていただくことが大切です。まだ具体的な予定がない人に結婚式をより実感を持って体験していただくツールとしてVRコンテンツが有効です。

結婚式の映像はすでに見慣れていても、VRゴーグルを使ってまるで新婦や新郎になったように結婚式を体験するとより結婚を身近に感じることができます。あるいは海外の可愛いチャペルの中にいるかのように見わたせることで、海外ウェディングへの憧れが強まる可能性が高くなります。

 

ブライダル業界でのVR活用事例

ブライダルの仕事の中では、結婚式場選びから準備、そして挙式本番とその記録などさまざまなシーンでVR技術の導入がすすみつつあります。実際にVRコンテンツを積極的に活用している企業の実例を5例紹介します。

 

海外リゾート地の式場下見

新婚旅行を兼ねてハワイなどリゾート地での挙式に憧れる方も多いですが、遠隔地の教会や式場の場合には事前の下見は困難です。

ハワイ、バリ、沖縄でのリゾートウェディングプランを企画、販売する「ベストブライダルリゾート」ではハワイのチャペルについてVRゴーグルを使用して全方位下見できるVR映像を提供しています。

生涯で最高の晴れ舞台となる結婚式場を、写真だけでしか確認できないのは新郎新婦にとって不安です。そんなときに自宅にいながら結婚式をおこなうチャペルの全景をくまなく確認できるのはとても安心感があります。

また、会場を知ることによって結婚式の演出もじっくり検討することができます。

 

結婚情報誌の付録にVRスコープ

リクルートグループが運営するゼクシィでは、ムック版「ゼクシィ海外ウェディング 2016 Spring&Summer」で簡易的なVRサービスを提供しました。書籍には厚紙の簡易型VRゴーグルが付属していて、組み立ててスマートフォンを取り付けて使用します。

書籍あるいはサイトにはハワイにある5つの挙式会場のQRコードが掲載されていて、これを読み取ることで会場の映像を見ることができます。またゼクシィが定期的に開催しているゼクシィフェスタでは、VRゴーグルを装着してVR結婚式を体験するイベントが開催されています。

 

リアルタイムVR ウェディング

結婚式の企画運営などをおこなうドーモ株式会社では、遠隔地から結婚式に参加する「Real-Time VR Wedding」サービスを提供しています。これは結婚式に招待したいけれど高齢や病気、遠隔地にいるなどで当日参加できない人にも結婚式に参加していただくためのサービスです。

専用の機器を貸し出すとともに、事前に使用方法の説明とテストをおこない、参列者が全方位カメラを操作することでリアルタイムに結婚式のVR映像を配信します。これによって遠隔地にいながらその場にいるかのような臨場感でリアルタイムに結婚式の映像を楽しむことができます。

 

臨場感あふれる映像の記録

結婚式は一生の思い出であり、参列した親族や友人とは別に結婚式場でも専門スタッフを配置して撮影、編集して提供しています。この映像記録でもVR技術の活用がすすんでいます。 株式会社ムービーイノベーションが運営する「ROYAL MILK WEDDING」では、挙式披露宴の全部あるいは一部をVR撮影として記録映像を作成するサービスをおこなっています。

VR映像記録と並行して通常のビデオ記録もおこない、挙式やケーキ入刀などVRに適した映像はVRで楽しみ、主賓挨拶などズームが必要な場面は通常映像で視聴するなど映像記録としての幅が拡がります。

 

VRによる二次元キャラとの挙式体験ゲーム

アニメや恋愛ゲームのイケメンキャラとの結婚式は、恋愛ゲームにはまっている女性には憧れのシーンであり、そんな自分を夢想する女性も少なくないでしょう。そんな夢をVRで実現するゲームがあります。

株式会社ボルテージが配信している「挙式VR」シリーズです。人気キャラクターとの二人だけの結婚式が、スマートフォンをかざしてあるいはスマートフォンを差し込んだVRゴーグルで楽しむことができます。

すぐそばに憧れの人気キャラがいて、結婚式がすすんでいくというストーリーのゲームで、ゲーム中の選択によってエンディングが変わる設定になっています。

 

まとめ

結婚式は多くの人が人生で1度は体験する大きなイベントです。未婚の方全てがエンドクライアントとなりうるビジネスですが、リピート需要は決して多くありません。常に新規顧客開拓が求められる業界です。 一般には人生で一度のイベントであり、決して失敗することが許されないビジネスでもあります。ブライダル事業はイベントの企画も重要ですが、当事者である新郎新婦ならびに招待客全てに思い出を残すことが最大の仕事です。 そのためのツールとしてVR技術は大きな効果があります。その場にいるかのような臨場感が得られるVR技術によって、人生最大のイベントを追体験することができます。 参列できない人にも、その場にいるかのような体験を提供することができます。準備の段階でもVRを活用することで、綿密な準備に役立てることができます。

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