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SNSがVR空間で楽しめる!バーチャルSNSとは?

2021.02.16

SNSは現実の世界にとどまらず、バーチャルの世界にも!

SNSが広く利用されるようになった現在では、バーチャルの世界でも利用されるようになりました。そのサービスは「バーチャルSNS」と呼ばれています。

自分の分身のようなキャラクターである「アバター」を介してコミュニケーションをとる気軽さがメリットです。また、バーチャルSNSの中では誰でも参加できるイベントが開催されているので、自宅にいながら気軽にイベントに参加することもできます。

広がりつづけるVRの利用

現在では、VR空間でSNSが楽しめる「バーチャルSNS」が注目を集めています。バーチャルSNSを理解する前に、VRについて理解しておきましょう。

VRとは「Virtual Reality」の頭文字をとったもので「仮想現実」を意味します。現実として存在していない仮想的な世界がつくられており、VRを体験するための機器であるヘッドセットでその世界を見ると、まるで現実世界にいるかのような体験ができるものです。

VRの事例としては不動産業界での利用があげられます。ヘッドセットを利用することで、建築される予定の建物や遠方の物件を現地に行かずに内覧することができます。

このほかにも、VRを利用して旅行体験ができたり、店舗の商品をチェックし買い物ができたりするサービスも行われており、VRの利用は広がりをみせています。

 

バーチャルSNSとは?

バーチャルSNSとは、VR空間においてつながることができるSNSのことです。バーチャルSNSでは、自分の分身のキャラクターである「アバター」同士がつながる点が特徴的といえます。

アバターは、顔や服装は自分の好みで設定できるので、利用している本人と全く別のキャラクターとして存在できます。アバターとして存在すれば顔出しが不要になるほか、本人とは別の性格になりきることも可能です。

既存のSNSは、実名での利用や匿名での利用、いずれの方法であっても、現実に存在している人同士がお互いにつながる仕組みとなっています。

既存のSNSではあくまでも利用者本人の性格が色濃くなりますが、バーチャルSNSではキャラクターの外見がバーチャルであるだけでなく、内面もバーチャルなものにできます。

そのため、既存のSNSと比べるとより気軽に利用できる点がメリットといえます。

 

バーチャルSNSの楽しみ方

バーチャルSNSの楽しみ方としては以下のものがあります。


・現実の世界から離れた世界でコミュニケーションを交わすことができる

バーチャルSNSは、バーチャルの世界において展開されているSNSです。一般的なSNSのように、実際に知っている人とコミュニケーションを交わすことも楽しいですが、ときには現実の世界から離れたいと思うこともあるでしょう。

そんな人にこそ、バーチャルSNSが最適です。自分がつくったキャラクターであるアバターを通じて他のユーザーと気軽にコミュニケーションをとることができます。


・自宅にいながらイベントに参加できる

バーチャルSNSの中には、イベントが開催されているサービスもあります。そのため、バーチャルSNSを利用すると、自宅にいながらイベントに参加できます。

通常、イベントに参加するためには会場まで足を運ぶ必要がありますが、バーチャルSNSなら自宅にいながら参加できるので、会場までの時間と費用もかけることなく、いつでもイベントに参加できます。

 

バーチャルSNSのサービス例

VRの利用が広がるにつれて、バーチャルSNSはさまざまなサービスが提供されるようになりました。 バーチャルSNSについて5つのサービスを紹介します。

 

VRChat

VRChatとは、アバター同士が多人数でコミュニケーションをとることができるバーチャルSNSです。音声を通じて交流できるだけでなく、アバターの身体を動かして身振り手振りができるので、相手に自分の気持ちを伝えやすい点が特徴的といえます。

VRチャットでは、「バーチャルマーケット」などのバーチャルイベントが定期的に開催されています。バーチャルマーケットではアバターが着用する衣装を買えるほか、アバターを直接購入することができます。

VRChatは、VR機器がなくても「デスクトップモード」であればパソコンでも利用できます。ただし、デスクトップモードではアバターの手足を動かすことができません。

なお、VRChatのホームページは英語のページのみで、日本語では表示されません。そのため、日本語で理解したい場合は「VRChat 日本Wiki」のページを利用するか、翻訳サイトを活用する必要があります。

日本でもVRChatを利用している人は多くいますので、SNSを楽しむためにも使い方を覚えてみましょう。

 

cluster

clusterは日本で開発されたバーチャルSNSで、VR機器のほかスマートフォンやパソコンからも利用できます。clusterではバーチャル空間の「ワールド」で遊べるほかにも、イベントに参加して楽しむことも可能です。

「ワールド」では12人が同時に利用でき、マイクとカスタムアバターが使えるため、交流する場として適しています。

clusterが特に強みとしているのは「イベント」です。clusterのホームページの「イベント一覧」を見ると、毎日のようにたくさんのイベントが開催されていることがわかります。 clusterのイベントは、公開イベントなら500人まで参加できるので、気軽に参加できます。なお、イベントではマイクとカスタムアバターを利用することができません。

ライブやイベントに行ってみたいけれど、遠くてなかなか会場まで行けない人や、できる限り人混みに行くのは避けたいと考えている人こそ、clusterを通じてイベントに参加してみましょう。

 

ambr

ambrは幅広いユーザーがカジュアルに遊びにくることができる仮想的な世界を目指して開発された日本発のバーチャルSNSです。 ambrは、動物やロボット、怪獣などさまざまな種類のアバターの姿になって他のユーザーとコミュニケーションをとったり、ゲームやクリエーションを楽しんだりすることができます。

なお、ambrは開発体制や開発資金の課題もあり、2020年10月以降は、バーチャルSNSに関するより実験的なテストやパートナーシップによるプロジェクトを推進することとなりました。それにともなって、HOME以外のルームのアクセスは一旦停止となっています。

ambrがさらに楽しみやすいバーチャルSNSにリニューアルすることを期待したいですね。

 

Horizon

HorizonはFacebookが運営しているバーチャルSNSです。対応しているVRヘッドセットはOculus RiftとOculus Questです。Horizonのアバターは下半身がなく、上半身のみとなっているため、外観は特徴的なものとなっています。

最初は、街の中にある広場で他のユーザーと交流しますが「telepod」というバーチャル・ポータルを使うと、他のユーザーのワールドに行くことができます。HorizonはFacebookが運営しているため、世界のユーザーと交流を深めることが可能です。

Horizonではクリエイターが制作したバーチャルワールドを体験できます。ワールド内ではある目的を達成するために行動したり、クリエイターが制作したワールドで他のユーザーと一緒に楽しんだりすることが可能です。

 

Altspace

AltspaceはMicrosoft傘下のAltspaceVRが運営しているバーチャルSNSです。サービスが始まったのは2013年のことで、バーチャルSNSの中では早い時期から運営されています。

音声を通じて他のユーザーとコミュニケーションがとれるほか、他のユーザーとともに動画サイトのYouTubeを視聴したりすることもできます。

対応するヘッドセットは、Oculus Go、Quest、Rift / Rift-S、HTC Vive、Windows Mixed Realityヘッドセットです。また、パソコンではヘッドセットを使わず画面を見ながら利用することができます。なお、スマートフォンには対応していません。

Altspaceでは毎日のようにたくさんのイベントが開催されています。参加することで盛り上がれる「ナイトパーティ-」のイベントのほかにも、哲学や瞑想に関することなど専門性の高いイベントなどもあります。

イベントで海外ならではの雰囲気を楽しみたいなら、Altspaceがおすすめです。

 

まとめ

バーチャルSNSは、アバターを介して気軽に他のユーザーとコミュニケーションをとれる点がメリットといえます。

一般的なSNSでは気兼ねしてコミュニケーションをとりにくいと感じる人であっても、バーチャルSNSならアバター同士でコミュニケーションがとれるので、他のユーザーとつながりやすいと感じることでしょう。

また、バーチャルなイベントに参加するためにバーチャルSNSを利用することも効果的です。

VRはあらゆる分野で利用されるようになっています。SNSもバーチャルの世界で思う存分楽しんでみましょう。

(画像はPixabayより)

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