学生時代の自分のCGパースをプロになってから10年越しに描き直してみた|プロ・素人のパースをセルフ比較! | 建築パース CGパース制作 広告CG 内装BIMのスペースラボ
学生時代の自分のCGパースをプロになってから10年越しに描き直してみた|プロ・素人のパースをセルフ比較!
2022.06.27
「プロ・素人のパースをセルフ比較!」とは フォトリアルな建築パースを日々制作している、スぺラボのCGクリエイターたち。 そんな彼・彼女らが「素人」だったころのパース作品を、制作者本人が作り直してみるセルフリメイク企画です。 |
こんにちは!
スペラボのシニアクリエイター、せんです。
CGパースをこれから勉強したいと思っているそこのあなた!
きれいなCGパースを見て「こんなの自分には描けないのでは......」と圧倒されてしまった経験はありませんか?
私はあります。
10年前、大学でパース制作を学びました。ただ、プレゼン用の簡単なパースの描き方しか知らなかったため、
その後、プロの描くパースを見た時に圧倒的な技術の差に衝撃を受けた記憶があります。
そんなパース初心者だった私が、スぺラボに入社してからどれくらい成長したのか?
当時のパースを描き直して比較したいと思います!
▼目次
1.学生時代のパースをプロの目でチェック
2.現在の操作環境に合わせてCinema4Dに変換
3.モデリングの修正
4.マテリアルの修正
5.ライティング
6.小物を入れる
7.補正
まとめ
1.学生時代のパースをプロの目でチェック |
さっそく、大学時代に課題で描いたパースを引っ張り出してきました。 |
……うん。なるほどね。 パースのパの字も知らないような時でしたからね。まあこんなもんですよね。 |
具体的には、以下の5点を改善する必要があると感じました。 |
■このパースの改善が必要な点 ・サッシのモデリングが簡易的すぎる フルオープンになる窓なのに、ガラスにフレームがついておらずかなり危険ですね。サッシのレールもないので完全に開かずの窓と化しています。 ・家具に丸みがなくて硬そう ポリゴン数が少なく、手前に置かれたソファも硬そう。一昔前のゲーム画面みたいですね。 ・マテリアルの素材感が出ていない 木なのか、布なのか、クロスなのか。これだと素材の区別がつきません。 ・光の当たり方が均一で陰影がない とりあえず明るくしとけばいいと思っていたので、光源の位置や光の落とし方など全く考えていません。ダウンライトやペンダントライトも置いていませんね。 ・小物がなくて殺風景 キッチンの家具や、テーブルセットなど何も置いていないのでかなり寂しい絵になっています。 |
ざっくりと見てこんな感じですね。さてさて、この初々しいパースちゃんをかっこよく変身させてやりましょう! |
VectorWorksから変換してきたマテリアルを外しました。まっさらになりましたね。
進化の過程を分かりやすくするために、ここからはレンダリング画像で比較します。
レンダリングソフトはV-Rayを使用して作成していきます!
V-Rayでレンダリングをした結果がこんな感じです! これは外光だけ入れた状態です。ここからどんどん綺麗に変身させていきますよ! |
4.マテリアルの修正 |
お次はマテリアルを貼ります! 木、壁紙、ファブリックそれぞれの素材感をしっかりと出していきます。 |
マテリアル貼り付け完了! もうすでに別物ですね! 鏡面が入るだけでもパースはグッとリアルに、かっこよくなります。 |
6.小物を入れる |
ここまででもかなり良い感じになりましたが、まだ寂しいですよね。 さらに小物を入れることでグッとリアルになります!おしゃれな部屋を目指して小物を配置しました。 |
生活感が出てよりリアルになりました! この中庭でコーヒーを飲みながら本を読みたいな~などと妄想が広がります。 Cinema4Dでの作業はここまでです!完成までもう少し……! |
まとめ |
『ここまで描けるようになるのに10年もかかるの?!』と思う方もいるかもしれませんが、そんなことはありません! 3Dソフトの進化によって最近では簡単にキレイなパースが描けるようになってきました。 実際、スぺラボの新入社員の子たちも研修でイチから学び、1年目でハイクオリティなパースを描いています! (現在、CGクリエイター大募集中です!パース制作を仕事にしたい方はどしどし応募待ってます!) 詳しくはこちらを見てね! ちなみに弊社では、パースの描き方を一から解説しているオンラインセミナーの制作実績配信を行っています。 興味のある方は下のリンクからyoutubeをぜひご覧ください! |
スぺラボ共育チャンネル(youtube) https://www.youtube.com/channel/UCoPYRpF3S_5D2M3e33keD3w |
今回使用したソフト ・Vector Works ・Cinema4D ・V-ray ・Photoshop |
▼この記事を書いた人
▼せんが書いた記事 |
あったかもしれない青春を今ここに。「卒業の日」をCGで作ってみた |
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