クリエイターの休日 ~お昼から夕方まで名古屋を散策してみた~ | 広告用3DCG制作・建築CGパース・BIM・AI活用ならスペースラボ

クリエイターの休日 ~お昼から夕方まで名古屋を散策してみた~

2021.06.15

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▼この記事を書いた人
自己紹介_いけけ

こんにちは、スペラボCGクリエイターのいけけです。

いきなりですが、皆さんの身の周りにあるものがどのようなつくりなのか考えたことがありますか?
細かいところに目を向け、自分の好きなことをし、行きたいところに行き、休みの日だからこそ見えてくる景色があるはずです。

今回はCGクリエイター目線で名古屋の街を散策した休日を紹介していきます。


▼目次
 1.インパクトありすぎ!「モード学園スパイラルタワーズ」
 2.都会の中にある自然「徳川園」
 3.アートの街 名古屋「名古屋市美術館」
 4.パワーアップした名古屋のシンボル「オアシス」「テレビ塔」


1.インパクトありすぎ!「モード学園スパイラルタワーズ」

まず向かったのは、名古屋駅周辺。
再開発が進んでおり、新しい商業施設が次々オープンしています。

名古屋駅南、名駅通り沿いを名駅百貨店方向に歩いていくと必ず目につく建物があります。
モード学園スパイラルタワーズです。

2008年にグッドデザイン賞を受賞しています。

はじめて名古屋に来た時、螺旋を描いている独特な構造に私は強烈なインパクトを与えられました。
良く見ると、ガラスのサイズが一つ一つ違いました。すべて同じ形のガラスだと、このような螺旋状にはならないそうです。

ガラスがたくさん使われている建物をCGパースで作成する場合、屈折率や反射率の計算があるためかなりのレンダリング時間を必要とします。

スパイラルタワーズをCinema4Dで再現した場合にどれくらい時間がかかるのか、気になるところです。

2.都会の中にある自然「徳川園」

名古屋駅から地下鉄に乗り千種駅へ10分。そこから歩くこと20分のところにある徳川園にやってきました。
徳川園は徳川家に伝わる文化遺産の一つで、日本庭園の風景を感じられます。
都会という言葉を忘れさせ、落ち着いた空間で日ごろの疲れを癒してくれます。

徳川園に流れる滝

徳川園はかつての尾張国の自然の景観を凝縮した庭園で、木曽山脈、木曽三川、伊勢湾、濃尾平野が表現されています。庭園にいながら土地の豊かさを感じられることと、高低差の大きな地形が活かされていて、さまざまな景観が見られるのが特徴です。

視覚だけでなく足で感じる感触と耳で聞こえる滝の音、その時の気温などで質感や表情を想像しながら散歩する楽しみ方もあってもいいと思います。
今年は雪も降ることがあった名古屋。雪景色で庭園を散策するのもいつもと違った風景を感じ取れると思います。

Cinema4Dはシーンに合わせてカメラの設定ができます。
EV値という値で雪景色や晴天、夕暮れ、夜景などを決め、F値とシャッタースピードを調整することでその時の状況に合わせてカメラの設定ができます。

3.アートの街、名古屋「名古屋市美術館」

名古屋市の中心にある繁華街、栄にやってきました。
日頃このあたりに来ることは多いのですが、クリエイターに必要な創造力と独創性を高めるために、今回ははじめて名古屋市美術館に行きます。

名古屋市美術館は芸術と科学の杜・白川公園内に位置しており、西欧と日本の文化、歴史と未来の共生がテーマの美術館です。
愛知県出身、ユニークな建物で有名な建築家の黒川紀章氏が設計。
入り口はアプローチグリットと呼ばれて鳥居をイメージしているそうです。

地面のゆがんだ線の模様や赤い滑り台のオブジェ。設計者はどういう意図でこのデザインにしたのか?一つ一つが気になる建物です。

この創造力を湧きたてる美術館で、いつか自分のCGも展示したいと思いました。

4.パワーアップした名古屋のシンボル「オアシス」「テレビ塔」

最後に訪れたのは2020年にリニューアルしたテレビ塔とオアシス21です。
街のシンボルとして宇宙船のような形状が特徴的です。

オアシス21は広場とバスターミナルがある公共施設とショップをかけ合わせた複合施設です。

中央の広場は吹き抜けになっており、その真上にはガラスで造られた大屋根が取り付けられています。
この大屋根には水が張られていて、ゆらめく光が下の広場を幻想的に演出しています。
さらに屋上庭園は、空の色や周囲の建物が水に反射する景色が撮れるので、撮影スポットとしても人気です。ここを歩いていると、CGパースで再現した際の光の反射率が気になってきます。そこに水が流れ幻想的な空間を演出しています。

オアシス21からほど近い名古屋テレビ塔は1954年に誕生。2011年には電波塔としての役割を終えましたが、現在は商業施設、ホテル、レストランとしての利用が可能な新たなランドマークへと生まれ変わり、ますます注目度が高まる施設です。

施設に入店するテナントの商品の見せ方や店内の明るさなどを知ることは、私のように建築のCGをかいている人にとってはよりリアルに表現するために欠かせません。
ここにはアパレルから飲食、イベントブース、宿泊施設など様々な業態があるので、雰囲気やイメージを見学するのもアリかと思います。

日が落ちるとテレビ塔全体がLEDによって照らしだされます。イベントや四季によって変化するこの色と光による演出はPhotoshopによるレタッチの参考になりそうです。コントラストが強く、メリハリをつけることで見やすくなり、見ている人を引き込むようなパース表現をすることも重要です。

最後に

名古屋の街はユニークなデザインであふれています。

休みの日にしっかり休むのは大切ですが、一歩外に出てみることも大事です。
エリアの異なる施設も一日ではしごでき、様々な魅力に触れることが可能だと気づきました。
また昼と夜では街の印象が異なります。昼間にしか行かないような場所にあえて夜行くことで制作に煮詰まった時のいいアイデアになるかもしれません。

コロナが落ち着いたらぜひ、名古屋での休日を楽しんでみるのはいかがでしょうか。

 

 

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