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VRはゲームだけじゃない!活用事例の紹介

2021.11.18

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「ゲームができるゴーグル型の機械があるらしい。」

HMD(ヘッドマウントディスプレイ/VRゴーグル)に対して、そんな漠然と​​した認識でいる方もいると思います。
VRゴーグルは頭部に装着するディスプレイです。あらゆる分野に幅広く浸透しつつあるツールであり、遠い未来や夢の技術ではありません。
まだ詳しく知らないという方も、VRゴーグルを使えば今ある生活がより楽しく・豊かになる可能性があります。
そんな「VRゴーグル」について、ゲーム以外にもできることをご紹介します。

なお、VRゴーグルは、大きく分けて「モバイル型」「据え置き型」「スタンドアローン型(一体型)」の3タイプが存在し、これによって用途の幅が異なります。

今回は用途が広い「据え置き型」「スタンドアローン型」2種のVRゴーグルを軸とした記事になっています。
製品ごとの性能差が大きいため、購入の際は用途に合わせてご検討ください。

動画鑑賞

映画やドラマを映画館のような大画面で見られます。

スクリーン

もちろん実際に大きな画面が現れるのではなく、バーチャル空間上に表示されるのですが、ゴーグルが映像をコントロールすることで、奥行きや立体感が感じられるようになっています。
一般的な家庭用テレビでの視聴とは異なる迫力と没入感が得られるでしょう。

動画コンテンツにはVR専用として用意されている物もあり、360度映像空間を見回すことができます。


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SNS

TwitterやFacebookのように、他のユーザーと交流を楽しむことができるサービスがあります。
それらのSNSと異なる点は、VR空間上でのリアルタイム音声・ボディランゲージが主なコミュニケーション方法であるということです。

遠く離れていても

遠く離れている同士でも近くにいるように感じられる

アバターを通じて、現実世界と近い感覚で意思疎通が図れます。テキストのやりとりがメインである通常のSNSにはないメリットと言えるでしょう。


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施設や土地の見学・体験

VRゴーグルを活用して、工場や観光施設、国外など普段気軽には行くことができない施設の見学を自宅にいながら・いつでも行えます。
他の参加者に気を遣う必要もなく、自分が好きなところだけ自由に見ることができるのもメリット。写真や動画と異なり、360度見回すことでできます。

シミュレーション

なかなかできない体験もVRなら擬似体験が可能。
もしも実際に訪れる予定があるのならば、予行練習としての活用もいいかもしれません。


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スポーツ体験・観戦

ゴルフや卓球、ボクシングなど、屋内ではなかなかできないスポーツも、バーチャルの世界を通じて体験可能。
ゲームをプレイするように、楽しく体を動かせます。

また、プロ野球選手のデータから、選手の動きを再現。誰でもプロの選手の投球を擬似体験できるバッティングサービスといったものもあります。

野球観戦

さらに野球やバスケットボールなど実際のプロスポーツの観戦も行えます。

VRでスポーツを観戦するメリットは、自宅にいながら現地で観戦するのと同等の臨場感が得られること。
さらに、普通なら座れない貴重なシート視点から見られたり、切り替え操作ひとつで他の視点からの観戦を行えることも。これはバーチャルならではのメリットと言えるでしょう。

2020年(2021年)東京オリンピックでも、VRを含む中継が行われました。
現在は一部のスタジアムでの配信であったり、期間限定でのサービスがほとんどですが、これからどんどん増えていくと期待できます。


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展示会・鑑賞会

美術館や博物館もVRゴーグルを使えば行った気分に。

美術館や博物館の場合、展示作品を3Dデータ化し、CGで制作した建物の中に配置されています。もしくは、美術作品そのものが別世界としてVRコンテンツになっていることも。

美術鑑賞

美術館や博物館に対して敷居が高いと感じている方も楽しめる上に、現実のように人混みやポールに阻まられ、満足に鑑賞できないということもありません。
音声やテキストでのガイドが用意されている場合もあります。閉館時間のない展示会場で、心ゆくまで堪能できるでしょう。

ライブ・イベント参加

インターネット・専用アプリを介してバーチャル空間でライブが楽しめます。
VRライブは、実在のアーティストのみならず、Vtuberや初音ミクなど、バーチャル上でのアイドルの活動の場でもあります。
現実と同様に、彼ら・彼女らのパフォーマンスがリアルタイムで目の前に広がるのです。

新型コロナウイルス感染症による影響もあり、音楽ライブだけでなく、映画上映会、展示会や交流会など、密にならない新たなイベントスペースとして活用されつつあります。

LIVE

なお、ゴーグルを必要とせず、ブラウザからの鑑賞も可能な場合もあります。その場にいるような臨場感は薄れますが、360度見回す楽しさが体験できます。一度試してみては。

スペラボでも、ゴーグル不要で閲覧可能なバーチャル空間上での展示会サービスを展開しています。


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ビジネス・勉強

VRゴーグルの使い道は娯楽に留まりません。ビジネスでのマーケティングツールや、現場スタッフの業務を助ける職業実習の教材としての活用も魅力的です。
実際には確認できない視点から見ることもできるので、細かな造形や動作を確認することも可能。ガイドつきなら、説明もムラなく行えるでしょう。

持ち運びがむずかしい大きな商材も、VRコンテンツとして用意しておけばゴーグルひとつでお客様に紹介することができます。
何度も繰り返し体験ができるVRは、研修の際に用いれば、理解度を深めるのに重要なアイテムともなるでしょう。

教育

将来的には子供向けの勉強教材としての可能性もあります。
日本語対応コンテンツはまだ少ないのが現状ですが、英語学習用や、企業が公開している施設の見学コンテンツなど、学習意欲を引き出すのに最適な作品が公開されています。遊びのつもりで楽しく学べるのが利点です。

なお、VRゴーグル・ヘッドセットの使用には年齢制限があります。定められた年齢以下の方の使用は、健康を損なう可能性があるため、使用の際は十分に気をつけましょう。


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まとめ

ゲームを主として注目を集めているVRですが、その活用方法はそれだけに留まりません。アミューズメント、アート、スポーツ、ビジネス、さらには危機管理や医療など、さまざまな分野で活用されており、今後もさらに発展、多様化していくであろう技術です。

かつてのパソコン・インターネットのように、これからより多くの人々の生活の一部となり、欠かせないツールとして役立つようになることでしょう。

▼この記事を書いた人
自己紹介_米田梅子

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