BIMビジュアライズ: Revitレンダリングの比較① | 建築パース CGパース制作 広告CG 内装BIMのスペースラボ

BIMビジュアライズ: Revitレンダリングの比較①
2025.02.14
BIMをプレゼンテーションで活用するなら、BIMソフトと連携したレンダリングソフトを使った綺麗な表現が不可欠となります。
主要なBIMソフトであるRevitを使用してレンダリングを行う方法はいくつかあり、「結局どのソフトを選べばいいの?」といったお声もよく聞きます。
そこで今回はRevitと連携可能なレンダリングツールを4つご紹介したいと思います。
レンダリングソフトの紹介
まずは、とあるオフィスラウンジの内観パースを例にレンダリングソフトを比較していきます。
Revitではメジャーなレンダリングソフト①Enscape、②Twinmotion、そして最近話題の③D5render、最後にあまり使われませんが④Revitの標準レンダラーもご紹介します。
①Enscape - リアルタイムで素早く高品質なビジュアル -

Enscapeは色味、テクスチャ、質感、照明効果など、Revitで設定した項目がそのままリアルタイムレンダリングで確認可能なことが特徴です。
調整次第ですが、比較的陰影のくっきりした絵になります。
画像のように高品質のパースを作るためには、Revitで調整しEnscapeで見え方の確認する工程を繰り返す必要があります。その分、Revitのデータを壊すことなく連携させることが可能です。
プレゼンの際、マテリアルやライティングをその場で検討しながらビジュアルを確認するのに向いているでしょう。
②Twinmotion - 自由な表現で細部までこだわれる高品質なビジュアル -

Twinmotionはマテリアル、照明効果、環境設定などをTwinmotion上で細かく微調整できることが特徴です。特殊な透過や反射を持つマテリアルであったり、空や時間帯などこだわりの環境を細部まで表現することができます。
特にPathTracer機能を使うことで非常にフォトリアルでハイクオリティな静止画を書き出すことが可能です。
調整次第ですが、比較的柔らかく光が拡散するのが特徴です。
Revitモデルを一度datasmithという形式に書き出してTwinmotionにインポートする必要があるためモデルの更新は少々手間がかかります。Revitに無いfbxやDCCツールのモデルも、Twinmotionにインポートすることで統合することができます。
プレゼンやコンペで使えるような、細部までこだわったハイクオリティな静止画を作るのに向いているでしょう。
③D5render - 高画質でハイクオリティのビジュアルをリアルタイムで -

D5renderは最近話題のレンダリングソフトです。
Twinomotion同様にソフト内でマテリアルや照明効果の設定ができます。特に反射感はスぺキュラとラフネスと呼ばれる二項目で設定できるので、微調整が可能です。
また、Enscapeと同様リアルタイムレンダリングのため最終の画を確認しながら作業を行うことが可能です。
リアルなマテリアルや添景のアセットも充実しています。
レンダリングが速くハイクオリティで書き出せるので、大きなサイズの画像が必要な場合や細かい質感までしっかり見せるのにも向いているでしょう。
④Revit標準レンダラー - 標準機能のため細かい設定無しで書き出せる -

Revit標準レンダラーとは、Revit内に標準で搭載されているレンダリング機能のことです。
マテリアルやライティングは最低限確認できますが、素材感やコントラストがやや弱い印象を受けます。
理想の見え方に調整したり、雰囲気出しの演出を加えることは難しいです。
その上高解像度のレンダリングには非常に時間がかかったり、添景アセットなどが無いため使用することはほとんどないかと思います。
レンダリングの比較

4つのレンダリングツールを比較した画像がこちらです。
参考までに、Revitでの作業画面(リアリスティック)も追加しています。
調整の違いはあれど、かなりそれぞれのソフトウェアの特色がわかりやすいのではないでしょうか。
表現したい空間や環境の特徴で選んだり、ビジュアルの使用用途で選ぶのをおすすめします。
また、添景アセットにも注目頂きたいです。植物の雰囲気や小物の種類はソフトウェアによってかなり異なりますので、好みのものを選んでいただければと思います。
導入コストの比較

最後に各ソフトウェアの導入コストを比較します。
導入にあたってビジュアルの見映えだけでなく、ソフトウェアの価格が気になるかと思いますので、ぜひ参考にしていただければ幸いです。
Enscape:12500円/月(フローティングライセンス)
Twinmotion:Revitがあれば無料
D5render:38$/月(プロ版)
Revit標準レンダラー:Revitがあれば無料
(2025年2月4日現在)
現在、TwinmotionはRevitを購入すればTwinmotion for Revitというサービスを無料で使うことができます。
EnscapeとD5renderは有料ですが、様々なプランが用意されているのでご自身の使い方にあったものを購入することが可能です。
いかがだったでしょうか?
同じ空間を比較すると、それぞれのビジュアルの特徴がわかりやすかったのではないかと思います。
これらはビジュアライズ比較の一部になります。さらに詳しい情報が知りたい際は、ぜひスペースラボにご相談ください。
また弊社では、これらのソフトウェア全てに対応可能です!どのソフトウェアでも高いクオリティのBIMパースをモデルから制作いたします。お気軽にご相談ください。
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