【セミナーアーカイブ】第6回 Nano Banana Pro・FLUX.2・Seedreamを建築パースで徹底比較

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【セミナーアーカイブ】第6回 Nano Banana Pro・FLUX.2・Seedreamを建築パースで徹底比較

2026.09.15

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開催日:2025年11月28日 / 登壇:スペースラボ株式会社 代表取締役 柴原誉幸 / 収録時間:53分

2025年11月の画像生成AIの進化を、Nano Banana Pro、FLUX.2、Seedreamの3モデルを軸に解説します。和風ホテルのパースを題材に、時間帯変更・素材変更・参照画像の再現性・文字入れを同じプロンプトで比較し、建築パースと広告ビジュアルの実務でどう使い分けるかが分かります。

この回の要点

  • AIの潮流はマルチモーダル化、エージェント化、そして実務レベルでの活用が本格化した点にある
  • ここ1年で構図の固定、参照画像の再現、物理表現、文字精度が改善し、部分修正が実用になった
  • Nano Banana Proは指示に忠実で余計なことをせず、素材変更や参照画像の再現で最も優秀だった
  • FLUX.2は世界観の統一と質感表現、文字入りビジュアルに強く、ゼロからの雰囲気作りに向く
  • Seedreamは構図固定と部分修正が得意だが、季節・時間帯の変更では誇張した表現になりやすい
  • 名栗仕上げなど日本特有の表現はNano Banana Proのみ再現でき、学習データの差が表れた
  • 文字入れはNano Banana ProとFLUX.2が有力で、Ideogram・Seedreamは日本語が崩れやすい

アーカイブ動画

目次

※各見出しの時間をクリックすると、YouTubeの該当箇所から再生できます。

講演の全文(文字起こし)

※本記事はセミナー当日の音声をもとに作成した文字起こしです。読みやすさのため、言い回しを一部整えています。ツール名・料金・法制度の内容は開催当時のものです。

はじめに 0:00

本日は「ゼロから始める画像生成AI入門」として、メインはNano Banana ProとFLUX、Seedreamのお話をしようと思っております。まず初めに、ご紹介から始めたいと思います。私はスペースラボ株式会社の代表をやっております柴原と申します。

今回は、実践でどう活用できるかを解説して、素人ではなくプロとして伝えられるAI活用をお伝えできればと思っております。毎回バージョンアップした内容を皆さんにお伝えしておりますが、今回は活用事例の方をご紹介できればと思って開催しております。では、進めたいと思います。

会社説明 1:00

まず、僕の紹介も含めてやらないと「何を売っているんだ」という話になってしまうので、ご紹介できればと思います。弊社はスペースラボという会社をやっておりまして、「ビジュアル体験を通じてビジネスの可能性を広げる」というところで、言葉で表現できないものをビジュアルで表現することを得意として会社を運営しております。

今期で17期目を迎える会社です。会社全体としては、いわゆる建築のCGパースを創業当時からやらせていただいており、そこから今は建築のDXを推進したり、広告用のCG制作をさせていただく部署があったり、メタバースやVR、ARの分野をやらせていただいたりしております。グループ会社の方では、CGを制作するためのハードウェア、パソコンなどを製造・販売させていただいたり、今は中古パソコンの販売などもやらせていただいております。

また、ドットハニカムという会社は、我々と内装設計事務所、AI開発の会社、建築事務所の開発会社の4社の合弁会社として、いわゆる建築内装のDX事業というところで、現場のDX化を推進するような事業に本格的に取り組んでいる、実験的な会社もやらせていただいております。

我々はこういった絵を吐くことが多いので、こういったものをたくさん描かせていただいている会社でございます。大型プロジェクトもよくやらせていただいております。雑誌掲載用の静止画制作や、住宅の販売用の静止画制作をさせていただいたり、大阪大学の教授と一緒に、GPTとは違う教授が持っていらっしゃる独自のAIを活用したデジタルヒューマンAIをビジネス展開させていただいたりしております。今は、こういった画像生成の無料セミナーをさせていただいたり、企業への導入支援をさせていただいております。

本編 最新AI比較:Nano Banana Pro / FLUX.2 / Seedream 3:48

今日の流れ 3:48

ここからは画像生成の細かなものになりますが、毎月やっているこの画像生成AIセミナーの本編として、この1ヶ月間の画像生成の進化をご紹介できればと思っております。その中でも「3つのモデルの違い」ということで、今回はNano BananaとFLUXとSeedreamという3つのモデルをご紹介できればと思います。そこから「実務のワークフロー」ということで、建築パースや広告制作の実践活用をご紹介できればと思っております。

最近のAI全体の流れ 4:26

まずはざっくばらんになんですけれども、画像だけだと色々話に乗り遅れてしまうので、画像以外のAIの進化もご理解いただければということで、軽くご紹介させていただきます。

最近のAIの流れとして全体的に言われているのが、マルチモーダル化です。簡単に言うと、1つのサービスで全て完結できる。テキストのAIもできれば画像も作れるし、音声もできるし、動画も作れる、1個のサービスで全部できますよ、という総合処理ができるAIサービスを進めている。これはGoogleであったりChatGPTも含めてやっている世界でございます。

もう1つはエージェント化です。自律して自分で考えて、どんどん行動していってくれる、自動化のところですね。自分の代わりに動いてもらうというエージェント化が進んでおります。こちらも前回お話ししましたが、Googleの方もアメリカでは試験的に配布されているようです。まだ日本では配布されていないという話は聞いております。あとは、賛否両論ありますが、中国製のAIとしてManus(マヌス)などもエージェント化としてやっております。

もう1つ全体的に言えるのが、実務レベルというところです。今までは「すごいすごい」と言いながらも、意外とビジネスに使うのはどうか、みたいなところがあったんですが、このAIブームも早や2年、3年になって色々改善が行われ、実務レベルで活用できるところがどんどんアップデートされて、ついに活用できるところまで来たのかなと思います。我々の周りでも、AI活用を普通にやられている会社がすごく多くなったというのが実感でございます。

ChatGPT 5.1とGrok 4.1のアップデート 6:39

1つ1つ見ていくと、ChatGPTが5.1にアップデートされました。ここでできたのが、自動でじっくり考えるモードと素早く考えるモードです。負荷をかけすぎるとあまり良くないので、そこら辺を自動選択しながら脳みそを変えてくれるみたいなところが1つあります。

もう1つが会話の自然さです。前回ChatGPT 5が出た時に、ハルシネーション、嘘をつかないようにアップデートされた代わりに、融通の効かない返答が来るようになってしまって、冷たく感じるようになってしまったんですね。そこら辺が改善されたというところになっております。あとはグループチャット機能やチームコラボができるような機能であったり、ビジネスに結構活用できるのがやっぱりChatGPTのいいところなのかなという進化になっております。

次はGrokの方ですが、Grokも今回4.1だったかなに、11月にアップデートされました。こちらは親しみやすさなどを中心にアップデートされております。より人とのコミュニケーションみたいなところに力を入れているように思います。本当の意味での相談相手であったり、人間らしさを生かしたコミュニケーションをやっている中で、アプリだとキャラクターが出てきて恋をしてしまうようなAIが出たりとか、そういったところを中心にさらにアップデートされているようです。

なので、文章であったりSNS向きの投稿であったり、そういったところはやっぱり得意としているのがGrokのいいところで、SNSマーケティング、キャンペーン企画のリサーチに活用可能というのはまさしくそうです。私もセミナーをやる時にリサーチをかける時は、結構Xを中心にということでGrokでリサーチをかけて、アンテナを張ったりしております。

Gemini 3.0とFLUX.2のアップデート 9:19

あと、Gemini 3.0がアップデートをして、今月は夜中に騒がれました。何がすごくなったかと言うと、ちょっとNano Bananaに寄った書き方をしているんですけれども、Gemini 3.0は今まで以上にマルチモーダル化が進んだというところもあるんですが、Deep Thinkも大幅に良くなったというところと、UI生成が高まったと言われております。

UI生成とは何かと言うと、いわゆるGemini 3.0を使うと、もうホームページができちゃうんじゃないかと騒がれているのが、今回のGeminiの進化でございます。ここは後でお時間があった時にお見せできればと思いますが、今までだと結構AIっぽさがあったデザインがホームページのデザインになると出てきたんですが、結構そこら辺が取り除かれたと言われております。そういったところにGemini 3.0が大幅進化したと言われております。

あとFLUX 2.0というモデルが画像生成の方になりますが、アップデートされております。これは元々Stable Diffusionがベースになっているというところなんですけれども、1番大きいところで言うと、ここには書き切れていないんですが、言語の読解能力が強くなったと言われております。言語の理解力が上がると、それを理解して画像の方にちゃんと反映できるというところがアップデートされて、より自分たちが欲しいものを画像生成してもらえるようになってきた。これは元々ChatGPTがめちゃめちゃ強かったところなんですが、それに寄ってきたというところになっております。

あとは最大10枚のリファレンス画像を活用しながら、それを忠実に再現しながら1枚の絵を作ることが可能になっております。これはGoogleのNano Bananaも得意としているところなんですが、そういったところも入ってきているというところです。あと言語のところで、文字も表現できるようになりました。日本語なども対応しているという話になっており、ここら辺は後で詳しくお見せできればと思っております。

ここ1年の画像生成AIの変化 12:16

ここ1年の画像生成AIの変化というところでお話できればと思いますが、これはすごく重要なところです。本当に、なんでビジネス活用できなかったんだ、今までなんで色々不具合があったんだ、みたいなところを結構網羅的に解決したのが今月になっております。実用可能になってきたというのが僕の印象でございます。

まず1つが、構図の安定が弱かったというところ。これは何かと言うと、元々の絵があって、これを部分的に変えようと。この絵に木を植えて欲しいので木を入れてください、と言うと木は入れてくれるんですけど、絵の構図自体がガラっと変わってしまったり、1つ頼むと他のところまで一緒に直してしまって、それだとあんまり意味ないよね、みたいなところがあったんですが、現在はほぼ固定可能になっております。部分的な修正であったり追加ができるようになったのが、ここ最近の1番の進化でございます。

あとは、参照画像の再現性が不安定だったのが、高精度な再現性が得られるようになっております。さっきの話で言うと、元の絵があって、ここに木を入れてください、どんな木と言った時に「この木だ」という参照の写真を持ってくれば、その写真の木をそのまま入れて、ちゃんと馴染ませて入れてくれるみたいなところができるようになったのが、ここ最近の話です。とても便利になっております。

あとは、素材感や光の物理表現が弱かったというところで、物理表現が劇的に向上しております。例えば何か物を置いた時に影が出る、出ない。ここに何か置いたら反射もするよね、みたいな物理的表現が出なくて違和感があったんですが、そこら辺が劇的に向上しております。

あとは、文字やUIの精度が低かったというところで、JSON指定で改善可能というところですね。言語ベースで指示すると、さらに細かく指示ができるようになってきたというところになっております。

あとは絵として、各分野、特に日本のやつになると専門分野の絵が結構破綻することが多かったんですが、その破綻も学習が進んで、構造が壊れにくくなってきたというところも最近の進化なのかなと思っております。日本のやつをやると、例えば我々で言うと「日本家屋を作ってください」と言うと、どうしてもちょっとおかしなところがあったんですが、そういったものがどんどん改善されてきたような感じでございます。

今回取り上げる3つのモデル 15:29

この中で私がピックアップした3つのモデルを、今日はご紹介できればと思っております。これは実践レベルで私が使っているものです。いろんな性能がある中で使わせていただいているものなので、結構いいかなと思います。

あともう1つ、アップデートされた中でNano Banana Proというものがまた出ました。これがまたすごい。4Kクオリティの高解像度出力もできるようになったというところと、参照画像の再現性がめちゃくちゃ高いというところで、Nano Banana Proを1つ選ばせていただいております。

あとFLUX 2でございますが、こちらは元々建築の画像生成には、前回で言うとFLUX Kontextというモデルがあったんですが、そちらはすごく、建物、日本家屋も含めて生成できるモデルとして、よりリアルなものを再現できるようなものでした。そこから素材や光の物理感覚のところが強くなったりしましたが、いわゆる参照画像を用いながら絵を作るという能力に長けることになっております。

1つの絵を作るのに、参照A、B、C、D、Eみたいな5つの絵を組み合わせてこの絵を作ってほしい、みたいな時に、その絵をどこまでリファレンスできるかという数に今までは限界があったんですが、それが10枚まで一気にできるようになりましたよ、というのがこのFLUX 2.0のところです。プレゼン資料などで「ここはこんなイメージ、ここはこんなイメージ」というものを、これを使うと一気に絵にできてしまうところが可能になったのかなと思っております。

あとSeedreamです。こちらは前回同様なんですけれども、聞き慣れない方が多いかもしれませんが、TikTokを開発している会社さんがやっているAIです。SeedreamとSeedanceという動画のAIと2つあるんですが、どちらも構図の固定力が最強というところで、さっきちょっと話しました修正ができる、付け加えができるというモデルになっております。

プロの方が活用するには1番便利なところでして、お客さんとの打ち合わせの中で「ここだけ変えて欲しいんだよね」と言われた時に、この前までは他の部分を変えちゃって「こんなAI使えないよ」と言ったものが、部分的に修正できるので、ビジネスレベルで活用できるようになりました、というのがこのSeedreamです。この3つがとてもいいというところになっております。

3モデルの得意・不得意 18:42

この3つの得意不得意というところで、もうちょっと分解していきます。Nano Bananaでよくやれるのは、同じ構図で季節や時間帯を変更するとか、クリーンでノイズが少ない画像作りみたいなところは結構得意としております。これは私も実体験としてそうだなと思っておりまして、余計なことを逆にしないというか、言葉のプロンプト通りにやってくれるみたいなイメージでございます。これがNano Bananaのいいところでございます。逆に言うと、言われたこと以外はやらないので、ちゃんとプロンプトを打たないと再現はしてくれないようなイメージでもあります。

あとFLUX 2でございますが、これは本当に世界観を揃えたシリーズというところで、トンマナなどはすごくいいと言われております。あとは、画像に文字を一緒に入れたいよという時は、テキスト入りのビジュアルや、そういったUIも含めてやってくれるのがこのFLUX 2.0のモデルでございます。特に本当に建築系が得意だというところもあって、木とか石とか金属が特にリアルに出ますので、いいんじゃないのかなと思います。

Seedreamでございます。こちらは先ほどもちょっと話しましたが、素材変更みたいな部分的な修正がすごく得意でございますので、結構建築関係には使いやすいんじゃないのかなというイメージでございます。本当に写真の一部だけ書き換えるのが得意というところでございます。

ただ、これは使い勝手がちょっと難しいところがあります。後でお見せするんですけれども、部分的に修正するのも得意なんですが、例えば先ほどNano Bananaが得意としていた季節や時間帯を変えるというのも、もちろんSeedreamでできます。ただ、こちらでやると、Seedreamのいいところでもあり悪いところでもあるんですが、ちょっと誇張表現されたような表現になったりします。「夕方の時間帯に変えてください」みたいな指示をすると、もう夕日がパーっと照らされるような絵の構図になったりするので、印象的な絵になる、いい悪いは別として、そうなったりするのがこのSeedreamのところでございます。

実務ワークフローへの落とし込み 21:42

ここからは実務ワークフローへの落とし込みというところで、ご紹介できればと思います。この3つのAIをどうやって活用していけば実務として活用できるのか、実際に私も制作しながらやりましたので、ご紹介できればと思います。

まずは建築のパース制作ワークフローになるんですけれども、今までだと全てCGで行っていたところかもしれませんが、今だと白モデルのところから、ベースの画像をControlNetなど色々AIを活用しながら、材質などベースの絵の雰囲気を一回作って、季節や時間帯を変えて提案のバリエーションを変えていく、みたいなところが結構簡易的になってきたんじゃないのかなと思います。

かといって、どこまで行ってもパースは使う用途がありまして、いわゆる最初の提案のところではすごくいいんじゃないかと思いますが、やっぱり確認用のパースなどになると、ちょっとCGを使わないとしんどいんじゃないかというのが私のイメージでございます。最初の提案のところで早くなるという意味では、今まではコストをかけて提案が通らなくてお金をもらえなかった、みたいなところがあったと思うんですが、そういったことがちょっと軽減されるんじゃないかと思っております。

あとは広告ビジュアル制作ですね。まず構図生成をそもそもFLUXにお願いしながら、そこから一度別のモデルに移し、構図の固定を保ちながら細かく修正して1個の絵を作って、そこからものによっては動画を展開したり、SNSフォーマットにしていくというところが1番いいかなと。これで1番できるのが、いわゆるPDCAを超高速で回せる、A/Bテストができるとか、そういった速さをどんどんやれるというところがいいかなと思います。ある会社だと、SNSで見る画像を本当に一気に100枚、200枚作って、反応のいいやつをどんどん残していくみたいなやり方をやっているようでございます。

検証1:同じプロンプトで時間帯・季節を変える 24:43

今回は、和風のホテルをテーマに、まず建築系のやつをやっていきたいと思っております。まず最初に、どうやって時間帯の変更をしていくのかみたいなところから始まって、そこから一部分の柱だけを変えたり、色々修正しながらやっていければと思います。

これは1つの同じプロンプトを生かして、Nano Banana Pro、FLUX 2.0、Seedreamの3つで出力しております。どういったプロンプトを入れたかと言うと、「構図を変えないまま、春の夕方に変えてください」というプロンプトを、普通の日本語で入れています。

そうなんです、お伝えし忘れましたが、今回僕も変わったなと思ったんですが、どのモデルも、この3つに限るのが、日本語のプロンプトで素直に入るようになりました。以前までは英語じゃないとどうしても難しいなというものがあったんですが、日本語でやっても遜色なく入るようになったかなと思います。

時間帯の変更をする時は、プロンプトに「元の写真の構図を変えないでください」という一言はまず入れてください。その後に、時間を春の夕方に変えてください、というところをやりました。Nano Bananaだと普通に結構綺麗な画質でこういう絵を作ってくれて、FLUXもこんな感じですが、Seedreamはさっきもちょっと話しましたが、「春」と言うだけで、構図は変えないんですけども、桜の葉っぱまで、木まで入れてくれる。もうちょっと誇張した表現をしてくれるのがSeedreamのいいところかなと思っております。これは何がいいというより、好みになるかなと思います。

検証2:柱を黒い木に、桜と竹を追加、壁をベージュに 27:48

次は比較検討です。これは後でもうちょっと拡大したものをお見せしますが、プロンプトとしては「構造を変えないでください。柱を黒い木にしてください。木の模様はちゃんと木目が見えている状態で黒い柱に変えてください」という話でした。

こちらでNano BananaとFLUX、Seedreamを見たところ、ちょっと前評判とは違って優秀だったのが、素材の変更などを含めてやるとNano Bananaが1番優秀に素材の方を変更していただいております。FLUXはちょっと黒くなりすぎて、もうなんか漆喰みたいなものになってしまったような感じです。Seedreamは漆喰みたいで、ちょっと模様も見えているみたいな感じですね。やっぱりデータベースの量なのかな、という意味で、良い結果はNano Bananaが1番良い状態になっておりました。

次は、桜と竹を追加するというところです。Nano Bananaは元々木があったところに桜など木を入れてくれたんですけど、FLUXだとちょっとオーバーに入れてくれております。Seedreamだともう全然別の場所に入れるというところです。でも共通しているのは、基本的には建物のところはいじらず、木の位置をちゃんと指定しないと入ってこないんですが、同じプロンプトだけで言うことを聞いてくれるのはやっぱりNano Bananaが1番聞いてくれます。ただ、絵として実際どれがいいんだ、みたいな会話になるとまたちょっと別の話なのかなという感じでございます。

次です。これは建築関係の方は1番気になるんじゃないかと思うんですけれども、「壁をベージュ色にしてくれ」というシンプルなプロンプトを入れております。そういった時に、元をそのままに壁面だけの色を変えてくれたのはNano Bananaになっております。若干FLUXとSeedreamは、壁面の色に伴って周りの色味がちょっと変わってしまっているようなイメージになっております。

ちなみに、このFLUXなんですけれども、実はこの元々の絵も画像生成で使わせていただいているんですが、「日本の伝統的な建物としてホテルのエントランスを描いてください」みたいなプロンプトを入れた中で、実は8種類ぐらいのAIモデルで作って、1番雰囲気のいいものを選んだんですが、実はそれがFLUXモデルのものだったりしているんですね。やっぱりこういう何もないところから雰囲気のいい画像を生成するとなると、FLUXモデルはすごくいいような気がします。

検証3:大きな画像で冬・春の朝を比較 31:53

ここからは、さっきの例だけだと画像も小さいので、大きなバージョンでやっています。これはFLUX 2.0で、先ほどの元絵を「冬にしてください」というところで作っております。冬になると、結構全体的に雪を降らせて積もらせてくれたのがFLUX 2.0です。

同じプロンプトでもNano Bananaになると、結構謙虚な感じで、ここら辺がちょっと散っている感じぐらいで、ここら辺にちょっと積もったりみたいなぐらいでやっているのがNano Bananaです。先ほどもちょっと話しましたが、Nano Bananaは結構謙虚に生成してくれます。

Seedreamになると、やっぱり雪ががっつり積もってくるみたいなところがあります。特にSeedreamだと、ここの夕日とか照明の色もビビッドカラーになってくるかなというイメージがあります。FLUXやNano Bananaだと、ここら辺は違和感のないような照明の色になるんですが、Seedreamだとやっぱりちょっと色味がきつくなってくるかなというところです。ただ、全体の絵で見るとどうなのかと言うと、好みにはなりますが、パッと目を引くのはもしかしたらこの絵かもしれないですね。

あと次です。「春の朝」というプロンプトも入れてやっております。FLUX 2.0だと、ちょっと逆光みたいなところからやっているモデルになったりしています。Nano Bananaになると、ここでいきなり、これがプロンプトの差なのか分からないんですが、全てを壊し始めて、この前に木を作ってくれたりして、ここら辺も一部、実は建物自体が変わったりしているんですね。なので、ものによってはプロンプト次第なのか分からないんですが、100%構図をそのまま一緒にするみたいなことは、どのモデルも含めて、ちょっと違うかもしれないなというのがここで分かったりします。

Seedreamで言うと、こちらはものすごく、ぼかしまで含めて絵を作り込んでくるようなイメージでございます。全体的に絵を作り込む、中身はどうあれ、絵の作り込みとしては印象的な絵を作るのはすごく長けているようなイメージでございます。

検証4:名栗仕上げと石床、雨上がりの表現 35:21

次ですが、またちょっとマニアックなことをプロンプトで試してみました。建築関係の方じゃないと「名栗(なぐり)仕上げって何だ」というのがあるかもしれないんですけれども、後でネットで検索してください。ちょっと特殊な日本の伝統の仕上げ、木の表面の仕上げのことなんですけれども、そちらを壁面にやってくれと。床は石床にしてください、みたいなプロンプトでやっております。

「壁を名栗仕上げに変更」「床をランダムな天然の石にして」「あと雨上がりでしっとり濡れて艶がある」という3つを入れております。これがSeedreamだと、ちょっと順番が前後しちゃっていますが、こんな感じになっております。Nano Bananaだとこちらですね。

ちょっと拡大ができないみたいで、すいません。後でもう1回拡大してお見せしたいんですが、ちゃんと名栗の表現、日本特有の名栗表現は、Nano Bananaはできているようです。ここら辺の床材も結構馴染ませてちゃんとやってくれているので、そういう意味でNano Banana、特にNano Banana Proですね。Nano BananaとNano Banana Proはちょっと違うので、このProの方は4Kまで出せるのですが、すごくいい感じに作ってくれているような気がします。

FLUX 2.0ですが、ここら辺はもう全然この名栗にはできていなくて、ただただ汚い壁の仕上げになっておりますし、なんか一貫性のない、いまいち効かないプロンプトになっているのかなと思っております。Seedreamも、さっきのやつだとちょっとツルツルした仕上げになっているだけで、全然名栗の仕上げになっていないような感じです。

そういう意味で言うと、ここでもやっぱり言えるのが、Nano Banana、いわゆるGoogleのそもそものデータベースの差なのかなという気はしております。名栗が何なのかということが、そもそもFLUXやSeedreamは分かっていないんじゃないのかなと思います。

検証2の拡大:黒い柱の仕上がり 38:43

次でございます。今度はNano Bananaのところで、さっきちょっと拡大しているやつなんですけども、すいません、拡大の扱いが分からないのですが、こちらを見ていただくと分かります。黒の柱にしてくれというところなんですが、「黒に近い焦げ茶」というところが出ておりますが、ちゃんと木の模様も反映しながら、ちゃんと木の柱になっております。これはすごくベターな答えなのかなと思います。

逆に言うと、さっき話しましたが、FLUX 2になるとただの真っ黒な柱になって、もう形状すら分からないぐらい真っ暗になってしまいました。Seedreamの方は、若干、柱が漆喰みたいな仕上げになってしまったのがSeedreamの結果でございました。なので、文字だけ見ると「黒に近い焦げ茶ではつり」という、ちょっと微妙なニュアンスがなかなか反応しづらいところを、Nano Bananaはやってくれたようなイメージでございます。

検証5:参照画像4枚をミックスして1枚を作る 40:22

次が、結構面白いな、結構実践的に使えるんじゃないかと思いますが、これは何かと言うと、この元に対して参考写真を、いくつでもいいんですけども、今回は4つ、画像の大きさは全然関係ないんですけども、この4つの画像全部で、だから元を含めて5個の画像で、ミックスしたものを作ってもらっております。リファレンス画像を持って、どこまでできるかみたいなところの検証結果でございます。

FLUXのいいところで、3の10枚までできるというところ、本当は10枚までやりたかったんですけども、ちょっと画像を選ぶのが大変だったので、すいません、さっきの枚数で終わりました。これを見ていただくと分かるんですが、外観の夜のところと、内部のエントランスのところと、周りの植栽と、石材みたいな石のところの表現になっているんですけども、中は結構そのまま表現してくれて、玄関の入り口のところは夜で暗くてライトアップされているところも表現されています。ただ、木のところはどこに反映されたんだ、みたいなところが何もなくなっているのが今回のFLUXのところでした。この辺はまだまだ研究したら出るかもしれないんですが、簡単にやったらこんな感じに出ました。

逆にNano Bananaは、同じプロンプトで同じ画像を入れ込んだ結果、ちゃんと、しかもここの再現度も高く、この照明のところも、よくよく見ると間接照明が増えているぞ、みたいなところではあるんです。余計なものが増えているんですが、多分ここら辺の間接照明とかもちょっと見ながらやってくれたんじゃないのかなという気がします。そこら辺まで反映しつつ、こういうものが増えたりしていますが、あとここに木もちょっと入れてくれながら反応して、ただ床の床石のところは反映してくれなかったので、そこはまた課題だなと思いつつ、参照リファレンスを元に絵を作るという意味でも、Nano Banana Proがなかなか優位に立ったかなと思っております。

建築パース編のまとめ:3モデルの使い分け 43:15

建築の方はこちらで一旦終わらせていただきます。こうやってやっていくと大体パースの方は出来上がってくるので、結果としては、Nano Bananaは結構優秀なんですけれども、実質のレベルで僕が今制作したりする時に見ると、やっぱりものによってはSeedreamの方が良かったり、FLUXの方がいいよねとか、Nano Bananaが良かったねとあるので、使い分けてやっていただければいいなと思います。

ただ、今のところNano Bananaが何かと万能かなという気はしております。最終的な絵作りというか、絵として持ち上げて雰囲気を作っていくのは、FLUXやSeedreamも使った方がいいような気がしますので、部分修正であったり、そういったところはNano Bananaにやっていただくのがいいような気がします。振り返りになりますが、雰囲気はちょっと好みですね。一概には言えないような気がします。

広告ビジュアル制作と文字入れの比較 44:47

こうやってやりながら、いわゆる広告のビジュアル制作もやっていただければと思うんですが、広告のビジュアル制作は本当に用途もいっぱいあると思います。前回のやつでも色々ご紹介しましたが、プロンプトを入れていただいて理想の絵に近づいていくんですが、前だと1個の絵を作って、そこからどんどん改良して本番の仕上げにしていくという、いわゆる構図維持ができなかったので、実務レベルではなかなか活用が難しかった。今だと、お客さんに出した後に「この絵のここを直していく」みたいなことができるようになりましたので、そこら辺は広告ビジュアルとして使っていただければと思います。

ただ、建築のこういったパースと1つ違うのは、文字のところがやっぱり広告だと必要になってきます。広告のビジュアルでその文字入れのところで1番課題になってくるのが、いわゆる漢字や日本語がどれだけ出せるんだ問題になっております。

今現存で、文字も入れられる画像生成AIというのが、Ideogram、FLUX 2.0、Nano Banana、Seedream、あとChatGPTの4つがいいと言われておりますが、結果、同じプロンプトを入れて、結局1番良かったのがNano Banana Proでした。FLUXも「文字はいいよ」と言われてやったものの、見ていただくと分かるんですけれども、もうそもそもIdeogramやSeedreamは文字がおかしくて崩れてしまっているので、なかなか活用は難しい。出る時もあるんですけども、なかなか難しいのかなと思っております。

その中でもNano Banana ProとFLUXはちゃんと文字を生成してくれましたが、普通のひらがななどを踏まえて文字を入れた時に、FLUX 2.0はセカンドのところでちょっと崩れてしまったかなというところになっております。なので、文字も入れてやりましょうとなった場合は、Nano Banana ProとFLUXを活用されるのが1番いいんじゃないのかなと思います。大体こんな感じで、こちらを活用して広告ビジュアルを作っていただけると良いのかなと思います。

本編まとめ 48:00

今月の総括と次回予告 48:00

まとめとしては、もう本当に構図と素材の飛躍が、今回大激進だったというところでございます。各ツールから物理法則に近い光を与えるレベルに到達いたしました。あとは、万能なAIは今存在していなくて、再現性の高いNano Banana、質感のFLUX、修正のSeedreamとか、各モデルの性格を理解しながら適材適所で組み合わせるのがいいでしょう、というところでございます。

あともう1つは、構図の固定がもう必須のようになってきたのが画像生成の1番大きなところかなと思います。ここができたことで一気に実務レベルになりましたので、ここら辺はまた、今月かな、もう年末になるので、開発の方も海外の方なので年末のお休みにもうすぐ入ってしまうのかな。12月と始まるので、もしかしたら来月はアップデートはないような気がしますが、年明けになりますかね。年明けにまたここら辺のアップデートをご紹介できたらなと思っております。次回は動画生成をどんなことができるのかみたいなところを中心にご紹介できたらなと思っております。

またNano Banana Proですが、プロンプトの書き方に実は特徴があるので、今日ご来場の皆様にプロンプトの書き方をまとめてお送りできたらなと思います。お楽しみにお待ちいただければと思います。以上でございます。あと4分あるので、ちょっとだけ雑談レベルで他の面白いやつをお見せします。

おまけ Gemini 3.0のUI生成を試す 50:21

Appleのサイトを真似て自社ホームページを作らせてみる 50:21

さっきGemini 3.0でUIができるというところを、セミナーをしながら動かしていたので、結果を皆さんと一緒に見られればと思っています。Geminiでセミナーをやっている間に作ってもらったんですが、どこまでできるのかみたいなところでございます。AppleのURLを貼り付けて、このようなサイトデザインでうちの会社のホームページを作ってくれ、ホームページを作り直して欲しい、内容はそのままでお願い、みたいなお願いをしたら、こんなものができております。

今、Appleのホームページはこんな感じのデザインで作られておりまして、これを真似て作ってくれというお願いをしたんですが、できたのが、なんか勝手に文字も考えてくれました(笑)。画像はないんですけども、こういったものを作ってくれたようです。

ホームページを依頼する時に、僕はWeb制作はできないので、こういう叩きでデザインだけでもこちらで作ってやれると、やり取りが少ないように、話がスムーズなような気がします。こういったところまでできるんですが、そうは言ってもまだちょっと弱いかなというのが、今回ちょっとやっただけなので、もっとプロンプトを入れたらできるのかもしれませんが、結果としてはこんな結果になっております。

終わりに 52:53

皆さん、毎月ものすごくアップデートが進んでおりますので、今回セミナーに参加されている方は業務でお忙しい方が多いかなと思っております。いじりたくてもなかなかいじりきれないよという方も多いかと思いますので、代わりに僕がいじった結果を毎月お届けできればと思っております。また来月か再来月、1月に開催したいと思いますので、その時にまたご紹介します。ぜひご参加いただければと思います。以上でございます。皆さんありがとうございました。

次回セミナーのご案内

「ゼロから始める画像生成AI入門」は毎月オンラインで開催しています(参加無料)。最新の開催情報は画像生成AI 導入支援のページをご覧ください。

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