【セミナーアーカイブ】第11回 ゼロから始める画像生成AI入門~AI画像は「遊び」から「実務」へ~
【セミナーアーカイブ】第11回 ゼロから始める画像生成AI入門~AI画像は「遊び」から「実務」へ~
2026.09.15
第1部では竹下弁護士がEU AI法の延期、個人情報保護法改正、Anthropic和解、Midjourney訴訟の最新動向を解説。第2部ではスペースラボ代表・柴原が、日本語入り画像や部分修正が可能になった画像生成AIを建築・不動産の提案・広告パースの実務でどう使うか、ツール選びと資料作成のコツまで具体的に解説した回です。
登壇者
コーリング法律事務所 代表弁護士 竹下千尋
第1部「最新のAIと法律に関するニュース解説」を担当。企業法務に詳しく、特にAIに関する法整備や社内の規程整備など、ビジネスに関わる法律を専門としています。
スペースラボ株式会社 代表取締役 柴原誉幸
第2部の講演を担当。建築CGパース制作を中心に、広告CG、VR・メタバース、画像生成AIの導入支援まで手がけています。
この回の要点
- EU AI法はデジタルオムニバス法で高リスク分野の適用が12〜16ヶ月延期、AI生成物の表示義務は2ヶ月前倒しに
- 個人情報保護法改正が公布され、AI学習の同意不要枠拡大や課徴金制度の導入が2028年ごろに全面施行の見込み
- Anthropicは15億ドルで和解。学習自体はフェアユースで問題なく、違法サイトからの取得が問題という整理
- 今の画像生成AIは日本語文字入れ、対話での部分修正、参照画像の指定、提案資料までの一気通貫が実務レベルに
- 迷ったらChatGPT、Google環境ならGemini、資料を一気に作るならManus AIという使い分けを推奨
- AIは検討の入口と出口に使い、寸法精度が必要な提案パースはCGに起こすハイブリッドが最も効率的
- AIの完成度は良くて80点。残り3割は人が直し、複数のAIに採点させて資料をブラッシュアップする
アーカイブ動画
目次
- はじめに 0:00
- 第1部:最新のAIと法律に関するニュース解説 1:07
- 会社説明・新サービスのご紹介 33:39
- 第2部:AI画像は「遊び」から「実務」へ 建築・不動産の提案・広告パースは、どう変わるのか 40:53
※各見出しの時間をクリックすると、YouTubeの該当箇所から再生できます。
講演の全文(文字起こし)
※本記事はセミナー当日の音声をもとに作成した文字起こしです。読みやすさのため、言い回しを一部整えています。ツール名・料金・法制度の内容は開催当時のものです。
はじめに 0:00
本日のカリキュラム 0:00
本日のカリキュラムですが、17時からは第1部として最新のAI法律に関するニュースを、コーリング法律事務所代表弁護士の竹下先生から30分間お話しいただきます。その後、17時40分から18時半まで、第2部として「AI画像は遊びから実務へ。建築・不動産の提案・広告パースはどう変わるのか」というテーマで、スペースラボの私がお話しさせていただきます。
まずはご紹介から。私はスペースラボの代表をやっております柴原と申します。コーリング法律事務所代表弁護士の竹下先生には毎回お話しいただいておりますが、本日もお願いしたいと思います。ご準備はよろしいでしょうか。
(竹下弁護士)はい、よろしくお願いいたします。
第1部:最新のAIと法律に関するニュース解説 1:07
竹下弁護士の自己紹介と前回の振り返り 1:10
(竹下弁護士)最初に私の方から30分、AIに関する法律問題について最新ニュースをお伝えしていければと思います。前回までは「生成AI」と言っていたのですが、あまり意味がないということで、最近はAI全般についてお話しするようになりました。今回は「生成」というのを取っていこうと思って、資料に取り消し線を引いている次第です。
(竹下弁護士)前回は5月末にお話しさせていただき、そこからちょうど2ヶ月が経ちました。この2ヶ月にあったことをまとめて30分ぐらいでお話ししたいと思います。個人的には非常に興味深いトピックがたくさんあったものの、皆さんの食いつきがあまり良くないかもしれないものが多かったので、その中で厳選して、特にこれまで扱ってきた案件に引き続いて動きがあったものを中心にお伝えしていきます。
(竹下弁護士)簡単に自己紹介をさせていただきます。コーリング法律事務所代表弁護士の竹下と申します。企業法務を全般的に扱っておりますが、逆に言うと企業法務以外の案件については全くやっていません。特に裁判は独立してから5年間一件もないと。これがいいことなのか悪いことなのか、皆さんが聞くとよく分からないかもしれませんが、顧問の企業さんに対して、いわゆる予防法務を中心として、紛争や訴訟にならないような事前の手続きとして、交渉であったり契約書の整備だったり、社内規定の整備をやっております。
(竹下弁護士)未然に紛争になるのを防ぐということと、そのコンサルの一環として法務部門の業務改善だったり、部門を強くするだったり、社内の組織の変革も合わせてお手伝いするということをやっております。最近で言うと病院の監査だとか、大手のシステムエンジニア会社さんの監査なんかもやらせていただいております。どちらかというと法律事務所の弁護士というよりは、法務部のアシスタントだったり、ちょっとしたサポーターとして働くことが多い仕事をしております。なので何かあればご相談いただければというところです。その前提として、私が興味ある分野としてAIもその一環なので、説明させていただければと思っております。
(竹下弁護士)前回5月29日にやった内容がこちらです。津田さんという声優さんの方とTikTokの運営会社が訴訟になった案件で、いわゆるパブリシティ権だとか不正競争防止法というのが、日本の民事事件としてどういう風に扱われるのかというところですね。日本初の事例になるので、興味深く見守っていきましょうという話でした。あと今日も話が出ますが、個人情報保護法の改正案が衆議院を通過しましたという前回の話。これは今日この後少しフォローアップが入ります。
(竹下弁護士)また、AI事業者ガイドラインの1.2というのが発表されました。これも前回説明したので、ご興味があれば見ていただければと思います。それから予告のところで、EU AI法が8月2日に本格適用になりますよ、もうあと1週間ぐらいで本格適用ですよということを説明したんですけども、これが実は少し変更になりました。なので今日は1個目として、EU AI法の改正からお伝えしていこうと思っております。
本日の内容 4:49
(竹下弁護士)今日の内容ですね。まずは今お伝えしたEUの大幅延期、改正について。また法改正との関係で個人情報保護法の改正、これが少し具体化しましたので、この内容についてもお伝えしようと思っています。それからAnthropic、これは後で内容をお伝えしますが、毎回訴訟の話をしていたのが最終和解が確定しました。この確定した和解内容と、これが法律の世界、特にAIの法律の世界で今後どういう風に扱われるのかについて、日本法への影響も含めて私の考えを少しお伝えできればと思っています。
(竹下弁護士)最後にディズニーやワーナーがMidjourneyを訴えている件。これも去年からこの回でずっと説明をさせていただいておりますが、内容に少し進展がありましたので、ちょっとだけお伝えして今日の講義を終わりにできるかなと思っております。短い時間なので大変恐縮ですが、ご質問の時間は取っておりませんので、もし何かありましたら、私のメールアドレスも最後に書いておりますし、スペースラボさんの方にお問い合わせいただければ私の方に繋いでいただけると思います。
EU AI法とは何か:4段階のリスク分類 6:10
(竹下弁護士)これは今年の最初にやったセミナーのスライドを抜粋して持ってきているんですけども、EU AI法とは何だったかと言うと、GDPRと感覚的には似ているところがあります。AIの利用に関して、EUでのサービス展開に関して、EUで包括的な規制を設けられていると。その内容がGDPR同様に域外適用もあるような内容になっていて、またこれもGDPR同様ですが罰金がすごく高い。なので生成AIのサービスを今後EUで展開したいという事業者さんがおられたらウォッチしなきゃいけませんよという話の時に用いたわけですね。
(竹下弁護士)EU AI法の特徴が1つありまして、サービスの内容を見て4つの分類に区分している。影響が小さいものから大きいものまで4つに区分していると。この中で一番下の最小リスク、ミニマル・ノーリスクと書いてあるところと、真ん中の上のハイリスクと書いてあるやつですね。今回この2つについての内容が改正になりました。
(竹下弁護士)4つの段階があって、一番リスクが小さいものと言われているのが一番右のところで、リコメンドAIとかスパムフィルターとか単純な画像補正ツールとか、あまりその人の生活や人生に影響がないものになっています。2個目のリミテッドリスクになっているのがチャットボットとか、ディープフェイクの生成ツールですね。次にハイリスクになってくると、医療診断AI、雇用採用、信用判断AI、教育システムとか、その人の人生に対する影響が非常に高いものになっています。このカテゴリーごとに義務とか規制が変わってくるというのがEU AI法の1つ特徴的なところです。
(竹下弁護士)一番上はもうこれをやっちゃダメですという内容で、運用自体を禁止しています。いわゆるソーシャルスコアリングシステム、市民としてこの人は何点なのかというスコアリングをしたり、常に顔認識でこの人がどこにいるか分かるようなシステムとか、ある意味人権に対する制約が非常に強いと思われるものについては使ってはいけませんよというものになっています。なので実質的に義務として対応しなきゃいけないのは高リスク、限定リスク、最小リスクの3段階のものなんですけども、今回このものについて改正がありました。
デジタルオムニバス法による延期と前倒し 8:49
(竹下弁護士)それがデジタルオムニバス法というものです。オムニバス法とは何かというと、いわゆる包括改正のことをオムニバス法と言うんですね。なんじゃこれと名前で思うと思うんですけど、要は改正法案だと思っていただければいいかと思います。時系列で言うと、2026年今年の5月7日にEUの理事会と議会が政治合意して、延期の方向で調整しますと。6月16日に欧州議会本会議で延期について承認がされました。賛成が423、反対57、棄権147、ということで可決がされました。
(竹下弁護士)なんで延期されたかというと非常にクリアで、そもそも各国のAI規制の担当当局の対応が全然追いついていないというのが1つ。もう1つは、さっきカテゴリーを見せたと思うんですけれども、どの適合に当たるのかという基準が明確なものがまだまだなくて、今から運用するとちょっと危険だと、ブレブレの判断になって混乱を招いてしまうということが1つ。もう1つはやっぱり企業側もこれに対応するのがすぐにはできませんよということで、かなり反発が強かったようなんですね。この3つの理由で今回延期せざるを得なくなったというのが背景であります。
(竹下弁護士)どういう風に変わったかというところですが、ANNEX3、ANNEX1と書いてあるのは、さっきのハイリスクというやつですね。ANNEX3のハイリスクが採用、信用評価、教育、司法などで、ANNEX1というのは医療機器、車に含まれるやつとか機械に含まれるやつ。これはどっちも高リスクのAIですが、両方とも期間としては延期になっています。上の方については16ヶ月、下の方については12ヶ月延期になっていて、この期間は少し猶予はもらえたと。
(竹下弁護士)一方で、これまで決められていたGPAI、ジェネラルパーパスAIと言われるものについての義務についてはもう既に施行済みだったり、罰則規定については変更ないので、これらについては普通にやらせていますよと。あと逆に前倒しになる義務もあって、これが50条の義務というものなんですけども、要はディープフェイクとか、AIを使って生成されたものを表示する場合、使う場合には「これはAIで生成したものですよ」と書きなさいと。これは2ヶ月前倒しで適用されることになりました。
(竹下弁護士)ディープフェイクの関係に関しては、社会的な影響が大きいことと、技術的にこれがディープフェイクなのかは適合性を判断するのがそんなに難しくないと。かつ対応としても、これはAIを使って表示しているものですよというのをパッとつければいいだけなので対応がそんなに難しくないだろうということで、前倒しになっているというのが今回のオムニバス法の主な内容になってきます。
日本企業への影響と対応のポイント 12:05
(竹下弁護士)これは結構いろんなところでご説明もしていて、私のお客さんの中にも将来は海外進出を考えているんだよねというお客さんも結構いたんですけれども、実際の問い合わせとしてはあんまり多くなくて。いろんな会社さんに話を聞いているんですが、AIサービス自体は結構展開している会社さんが多いんですけども、日本の企業でまだまだ欧州だとか海外に出ていくという会社さんはすごく少ないのかなというイメージをしています。なので直近でこれの影響を受けて何か対策をしなきゃいけないという会社はそんなに多くないのかなという気はするんですけど、とはいえ将来的には対応する必要が出てくると思うので、その場合にはきちんと対応ができるようにしていただければと思っています。
(竹下弁護士)簡単に言うと、1つは、時間ができたので安心しましょうということではないので、必ずきちんと規制を見て時間軸に合わせて対応していただきたいということ。あとAI生成物の表示ですね。これは前倒しになってしまったので、AIによる生成物ですと書けばいいだけの話なので、そこまで大きな問題はないのかなと。ただ日本国内でも、先ほど見ましたようにこれは域外適用があるので、EU域内からEU居住者が日本のサービスとしてこちらのものにアクセスしてきたという場合でも一応適用がある。どういう風に執行するのか私もよく分からないんですけども、域外適用があるというのはそういう意味なので、EUからも利用者があるサービスなのであればそこはきちんと対応していただければと思っております。
(竹下弁護士)GPAI義務と罰則は変更なしという点ですね。これは生成AIサービスをEUで提供している、あるいはEU域内で行われている企業さんは既に対象になっています。去年の8月に公表済みになっているので、気をつけてくださいという内容になってきます。
個人情報保護法改正の4つのポイント 14:19
(竹下弁護士)ちょっと時間もないので次々行こうと思うんですけれども、次は個人情報保護法との関係です。AIとの関連性ってそんなに多くはなくて、一番最初に書いてあるやつだけなんですけども、とはいえ個人情報の改正ってどの会社さんも気になるところではあると思うので、一応通してお伝えしていこうと思っています。前回のセミナーでは改正法案が衆議院を通過しましたというところだったんですが、前回お伝えした後、6月24日に参議院を通過して、7月10日かな、個人情報保護委員会の方で公布がなされています。
(竹下弁護士)今回の改正は大きく4つありまして、1つは、どちらかというと利用者には良い話で終わると思うんですけども、これまで著作権法の関係でAI学習のために用いる場合には著作権侵害に当たらないよという規定があったかと思うんですけども、それと同じような規定で、個人情報についても一部は、個人を識別しない形など一定の要件のもとでは本人の同意なくこれを学習させることができるということになります。
(竹下弁護士)2つ目は子供の個人情報、生体情報の規律強化。特に生体情報については、違法な取り扱いがなくても本人が利用停止を請求できるという内容になっています。3つ目は個人関連情報。個人情報とは違って、個人情報じゃないストレートの問題ではなくて、個人関連情報の不適正利用の禁止なんですけども、皆さんの携帯にたまにフィッシングメールだとか誘導メールみたいなのが届くと思うんですけども、こういうのって個人情報がなくても、個人関連情報さえあれば、例えばCookieに基づいてツアーに行くとか、メールアドレスをそこから引っ張ってきて送るとか、そういうことができてしまうんですね。そういったものも禁止したいよねということで、個人関連情報の不適正利用を防止するようにという規制が載っています。
(竹下弁護士)最後、これも大きいところなのかなと思うのが、いわゆる課徴金制度が導入されたというところです。課徴金制度を持っているのは実は3個ぐらいしかなくて、いわゆる公正取引委員会は最近非常に活発に活動しているので皆さんもニュースで目にすると思うんですけども、公正取引委員会が内閣府の独立局として非常に強い力を持っていて課徴金を出せると。今回、個人情報保護委員会にもその手続きが踏めるようになって、個人情報保護委員会からも課徴金を出せるようになりました。
(竹下弁護士)そういう意味で言って、この三条委員会と言われる3つの委員会のうちの1つとして、個人情報保護委員会もこれからもしかしたら力をつけてくるんじゃないかな、もうちょっとアクティブに個人情報の取り締まりについて動き始めるんじゃないかなというところが、今回の改正との関係で私がちょっと睨んでいるところではあります。非常に余談なんですけども、三条委員会はもう1つありまして、証券取引等監視委員会というのがあるんですね。インサイダー取引を禁止しているところで、これは金融庁にお願いをして金融庁の方から課徴金の命令を出してもらうことにはなっているんですけども、個人情報保護委員会と公正取引委員会と証券取引等監視委員会の3つがいわゆる三条委員会と言われているところであります。ちょっと余談でした。
施行スケジュールと企業がやるべき3つのこと 17:57
(竹下弁護士)今後の施行スケジュールなんですけれども、今回施行が2段階に分かれていて、公布から6ヶ月後の27年の1月17日、これが1段階目の施行になります。ただ実質的な内容の大きなものはなくて、ガイドラインがちょっと読み替えになる程度で、実務で全然問題ないと思っています。実質の全面施行は2028年の7月16日までの間の政令で指定した時期で、大体こういうのは4月に施行になることが多いので、2028年の4月ぐらいに施行になるんじゃないかなと思います。そこでAIの学習の例外、AIの同意不要枠の拡大と、課徴金制度、あといわゆる個人情報ファイルなどの扱いについて全面的な改正がなされますということになっています。なので実質的には28年の4月ぐらいがめどなんじゃないかなという気がしますが、少し余裕を持って社内で対応していただければと思います。
(竹下弁護士)個人情報保護法が改正されるたびに、ある程度社内での規定、これ3年ごとに見直しがあるわけじゃないですか。なので3年ごとに毎回しなきゃいけない業務の1つだと思うので、皆さん多分会社規模に結構ばらつきがあると思いますが、私の肌感だとやっぱり中小企業の皆さん結構苦労している会社さんが多いようなイメージです。なのでどこかでは、必ず個人情報のスペシャリストみたいな人を1人作って、部門にする必要まではないですけれども、法務の外局でもいいので、そういったところできっちりと整備できるようになっていただきたいと思っています。
(竹下弁護士)私が弁護士としてアドバイスする時にやって欲しいことがまず3つ。1つはデータマップの作成。これはどこでもそうですけども、うちって事業をやっている中でどこの誰からどういう風に個人情報を取得していて、どういう風に利用しているのということの整理ですね。特にこれを個人情報となんかまとめてしまうのではなくて、個人情報って識別目的だったり、統計目的であるとか、その他の目的、どういう目的で使っているのかということの整備、あと具体的にどういう情報を得ているのかということの整備。データマップと書いてますけども、要は整理して社内の中で保管しておいて、都度何かサービスに変更があった時にはそれを見直しすると。
(竹下弁護士)特にこれ、サービス提供部門との関係できちんと足並みを揃えておかないと、実は個人情報を勝手に取ってましたというパターンがあり得るので、個人情報の取得内容についての聞き取りをする際に必ず、今後何か変更があったらきちんと教えてくださいねということをお伝えしていただいて、まずは1回整備を行った上で、以後それを保ちながら改正を続けていって、社内としてどういう風な規定を作らなきゃいけないのかという2番に移っていくということになります。
(竹下弁護士)次、社内規定の見直し。これは個人情報の取得の場面であったり、利用の場面であったり、第三者移転の場合だったり、それは委託として処理するのか、委託として処理する場合には監視監査等をどういう風に行っているのかということについて規定を作って、それを回していくということになります。うちは統計目的にしか使えませんみたいなことを口だけで言ったところで、例えば個人情報保護委員会が乗り込んできた時に整理ができているかそうではないので、乗り込んできた時にはきちんと対応できるように、マルで整理してマルで規定を作っておくということが、対応としても重要になってくると思います。
(竹下弁護士)第3に課徴金の対応ですね。1,000人を超える不正取得、不正利用が課徴金の対象になります。なるそうです。中堅の事業者であればこの1,000人なんて軽く超えます。普通に考えて、2Cなのか2Bなのかにもよってきますけれども、例えば2Cの会社だとしたら1,000人ぐらいは結構軽く超えちゃうものだと思っておいてください。なのでそういったものをどういう風に整理しておくかということをきちんと考えて、全社対応として整備していただきたいと思っております。ここまでがいわゆる法改正との関係の最新ニュースになります。
Anthropic訴訟の和解内容 22:27
(竹下弁護士)次はAnthropic、Claudeの関係の訴訟についていきたいと思います。概要は結構前からお伝えしているので繰り返しにはなっちゃうんですけども、口頭で簡単にご説明させていただくと、原告は作家のアンドレア・バーツさんとあと3人ぐらいの方が集団訴訟を起こしたんですね。集団訴訟を起こした内容は何かというと、自分たちの作品、小説を含むいろんなものが勝手にAnthropicのClaudeに学習されて利用されていると。だから損害賠償請求を求めますという請求だったんですね。その学習の対象が、いわゆる海賊版がまとめてあるサイトみたいな違法サイトだったので、その違法サイトから持ってきたやつをこういう風に学習されてしまったら困るという案件でした。
(竹下弁護士)これは最終的に15億ドルで和解で合意していて、かつデータも全部削除してください、違法に取得したデータについては削除してくださいという案件になっています。和解金額としては世界最大級、アメリカの著作権訴訟では最大級と言われています。当然日本でもこんなのは多分出たことはない。
(竹下弁護士)ここがちょっと日本の非常に難しいところであるんですけども、今回はフェアユースという規定があって、アメリカでは学習としてデータを学習させること自体は合法なんですね。これは明文の規定はないんですけども、フェアユースという規定があるからできるということだったんですけども、今回何がダメだったかと言うと、学習データとして利用したことがダメなんじゃなくて、違法なところから違法に取得したことがダメだったんだよというところに和解が成立しています。だからその違法な取得について15億ドル払いますよというのが今回の整理です。
(竹下弁護士)これが良かったなというのは、要はフェアユースを使ってAIがデータを学習すること自体は問題ないんですということが明らかになりました。一方で本来取っちゃいけないような、使っちゃいけないような違法サイトから取ってくることは違法ですよという和解がなされたということですね。裁判所の判断ではなく、あくまで当事者の和解ではあるんですけども、少なくともこの結論自体に異を唱える人はそんなに多くないと思うので、それ自体は安心かなと思っています。
(竹下弁護士)これは一応批判も結構あって、何かというと、皆さんご存知だと思うんですけどアメリカって懲罰的賠償という制度があるんですよね。これ1冊あたり3,000ドル、約45万円の損害賠償を認めているんですけど、この金額って日本からすると全然低くないんですよ。ネット上に転がっている違法なところからダウンロードしてきたものについて1冊45万円払えというのは、日本ではなかなか出ないぐらい高額なんですけども、アメリカの制度だと1冊あたり15万ドルまで賠償額を上げられるんですね。それに比べたら低すぎるということで批判が一応あるんです。ただ日本の裁判実例を知っている私からすると、いやいやもう十分なんじゃないという気はしなくもないですけども、ここら辺はいろんな和解なので交渉はあったんだろうなと思います。
日本法への影響:著作権法30条の4との関係 26:18
(竹下弁護士)今回こういう和解の内容が出たことで、一応日本への影響というのも考えておきたいなと思っています。その前に日本はどういう風になっていたかというと、これも前回のセミナーの抜粋なんですけれども、著作権法の30条の4というので、いわゆるネット上に転がっているようなデータや著作物については学習の対象にしていいですよ、クローリングの対象にしていいですよということが書いてあると。ただし、この但し書きで書いてあるように、著作権者の利益を不当に害することになる場合はダメですよというのが日本の制度なんですね。
(竹下弁護士)アメリカではフェアユースという条文しかないので、その学習・利用がフェアかどうかということだけで判断すると。もちろんその中にもいろんな考慮要素があって考え方というのは判例で確立されているわけですけども、日本では少なくとも今この条文しかなくて、著作権者の利益を不当に害することになるかどうかというところで判断すると。そうすると今回のように違法なダウンロードサイトからダウンロードしてきたものというのが、著作権者の権利を不当に害することになるかどうかというと、普通に言うとなると思うんですよね。当然本屋さんで本を買えば、もしくはネット上で適切に売られているものを買えばその分著作者の方には金額が還元されるはずなので、それがなかったということで該当するということはできると思います。
(竹下弁護士)しかも今回日本の方では、別の案件でお伝えしたかと思うんですけども、有料課金をしなければ見れないような記事がクローリングされているというケースで、新聞社さんが色々訴えたりしているんですけれども、その案件も本来的には有料でお金をもらわなきゃ見せられないものを無料でクローリングされてしまっているということで、かなりこれに近い判決になるんじゃないかなと思っています。なので今回のアメリカでの結論自体は、日本のこの著作権法の考え方と、学習の判断の方向性としては合致しているんじゃないかな、同じ方針で検討なされるんじゃないかなという気がします。
(竹下弁護士)これは実は法律の内容だったり形式が似ているということが非常に重要で、日本でやっていいことがアメリカでダメ、アメリカでやっていいことが日本でダメだと結構難しいことになっちゃうんですよね。特にAIであったり学習という場面で言うと国境を超えてなされることってよくあることなので、今回の和解というのはある意味日本の法律の解釈の場面でもそんなにブレがなくて良かったのかなというのが私個人的な意見になります。
ディズニー・ワーナー対Midjourney訴訟の経緯 28:58
(竹下弁護士)時間が差し迫っているので、最後にちらっとだけMidjourneyの訴訟の経緯だけお伝えしておこうと思います。内容はちょっと割愛しちゃいますけれども、ディズニーやユニバーサルが、例えばバットマンだとかミニオンズだとか、そういう言葉をプロンプトに入れるとMidjourneyの方でそれに非常に類似したキャラクターが出てきてしまうと。これに対してディズニーたちが提訴したという案件です。どういう風なAIを使っているのか開示しなさいとディズニーがMidjourneyに求めたところ、今回Midjourneyの方が反撃として「いやいやお前らもAI使ってるだろう、内部利用しているAIの実情を全部開示しなさい」という反応を出してきたんですね。
(竹下弁護士)これは法律家からすると「は?」という反応であって、なんでかと言うと、ディズニーが社内でAIを使っているか使っていないかと、Midjourneyがバットマンだったりミニオンズというものを排出した事実とは何の関係もないんですよ。なので日本の法律に照らすとこれは全然適切な反論でも何でもなくて、裁判所から見るとなんでこんなこと言ってくるのという内容ではあると思うんですけども、実はクリーンハンズの抗弁というのがアメリカ特有のものとしてあって、要はお前らも同じ犯罪をしているのに我々を差し止めするとは何事だ、そういうのはダメですよということを言いたいというのが1つ。
(竹下弁護士)もう1つはフェアユースの幅を広げる。Midjourneyとしてはフェアユースという条文の幅を広げれば、お前らも同じことしてるんだったら我々がやってもいいじゃんという風なことで、自分たちも適法にしていこうとしている。それとも関連するのが業界慣行ですね。ごめんなさい、字が違います。黙って示すの黙認ですね。業界慣行としてそんなこともみんなやっているでしょう、お前らもやっているでしょう、だからこれは違法じゃないんだよという主張です。
(竹下弁護士)1番強いのは何かというと、こうやって訴訟を続けてこういう主張をすることで、ディズニーも同じようなAIを使っているんだったら和解の金額を下げられるんじゃないかなという和解圧力ですね。パフォーマンスのようにも見えなくはないと。実際これが反論として認められて、ディズニーに対して裁判所から開示しなさいと言われるかどうかは、8月17日の連邦地裁での弁論の様子次第だとは思うんですけども、日本の弁護士からするとちょっとよく分からないなという反応がなされているというのが今の現状です。
第1部のまとめ 31:43
(竹下弁護士)最後、駆け足になっちゃいましたけれども、今回覚えておいていただきたいところとして、立法の関係ではEU AI法と個人情報保護法が改正になりますよというところ。あとAnthropicの最終和解が出ましたので、日本の法律の解釈が変わるものではなくて、むしろ同じような解釈が今のところ出されているよというところです。Midjourneyの案件については今後もウォッチしながら見ていこうと考えておりますので、引き続きご参加いただける皆さんについては情報提供していきたいと思っております。
(竹下弁護士)繰り返しになりますけれども、私の方ではこういった個人情報の体制も含めて、AIの利用も含めて、社内規定の作成のサポートとか、法務のシステムの作り方だとか、そんなこともサポートしていますし、それ以外の企業法務案件は全般的に我々の方で受け付けておりますので、気軽にご相談いただければと思っております。何かあれば下のメールアドレスまでご連絡いただくか、スペースラボさんの方にお問い合わせいただければと思っております。本日はちょっと時間を過ぎてしまって大変恐縮ですけれども、皆さんお忙しいところをご聴講いただきまして誠にありがとうございました。
皆さんありがとうございました。竹下弁護士ありがとうございました。今日も勉強になりました。Midjourneyの話は面白かったです。聞きながら笑ってしまいました。それでは第1部、竹下弁護士のパートが終わりましたので、ちょうど今17時35分になりますので、5分ちょっと休憩させていただいて、40分から第2部の方を始めたいと思います。
会社説明・新サービスのご紹介 33:39
スペースラボとグループ会社の紹介 33:39
第2部、AI画像は遊びから実務へ、建築・不動産の提案・広告パースはどう変わるのかというところで、幅広いところをやりながら皆さんにお伝えできればと思います。まずは、そもそもスペースラボって何なの、僕は誰ですかという話もあるかと思うので、簡単に会社のご説明をさせていただきます。
我々は得意分野が建築とデジタルの領域になっておりまして、「建築をもっと伝わるものに」というところで、東京の新橋を拠点として建築ビジュアライゼーションの会社として、パース制作であったり、3DスキャンをしたりBIMとかVRとかAIとか、デジタルと横文字を引っかけたようなものを活用している会社です。建築や不動産の現場におけるストレスをデジタルの力で解決しますというのが我々の事業です。40名ぐらいの会社で、今期で18期目の会社になっております。
事業は結構複雑で色々なことをやっているんですけども、建築のDX系の事業をたくさんやっている中でも、パース事業は最初の事業としてやっておりまして、今ではBIMとか3Dスキャンの事業をやらせていただいているのが内装DX事業になります。それから広告用のCG制作事業。いわゆるマンションとか建物の広告であったり、ブライダルとかカタログ用のCGとか、建物があるようなCG制作を強めにやっております。もう1つはVRとかARとかメタバースとか、そういった領域のことをやっているのがデジタルイノベーション事業部のnewtrace(ニュートレース)という会社です。
我々の特徴とよく言われるのが、ハードウェアを扱っている会社があることで、CGとかAIとかを活用するためのパソコンを扱っている会社がノードポイントという会社になります。1台230万のパソコンとかではなくて、基本的には50万とか100万とか、ちょっとハイエンドのパソコンを扱って、ゲーム会社さんであったり制作会社さんのインフラのところを整えるような事業をやっておりまして、あとは中古のパソコンの引き取りとか販売とかをしている会社です。あとはドットハニカムという会社ですが、昨年からできた会社で、内装設計施工の会社様と一級建築士事務所と内装とAIの開発会社の4社で作った会社になりまして、建築とか内装のDXをいかにやるかみたいなところを試験的に作ってやっているのがこの会社になります。
パースで言うとこういう絵を描いている会社になります。広告で言うと住宅とか、歴史掲載用であったりとか、チラシとか、販売のパースであったりとか、カタログ用のものであったりとかを作っているのがCG制作の方になります。newtraceという会社では、前回の東京オリンピックのメタバース開発の事業を我々の方でやらせていただいたり、今東京財団のところで電通さんと一緒にやっているRobloxというプラットフォーム内のインバウンド向けの施策の開発をやらせていただいたりしております。あとは今回もそうですが、画像生成AIセミナーの無料セミナーとか活用講座とかAI導入コンサルティングとか、制作支援をさせていただいている事業があります。
新サービス:現場調査代行サービス 37:54
1つだけ告知させてください。これぐらいしか告知することがないのであれなんですけど、最近、皆さんターゲットになるかどうか分かりませんが、現場調査代行サービスというものをサービスとして始めました。結構お笑い草の話なんですけども、このAIセミナーをやっている会社が肉弾戦で現場に行ってスキャンするサービスになります。現地調査ってなかなか何度も行って大変だよねというところを、最新の技術を使っていかに楽にできるかみたいなところをやっているサービスになります。現地調査って何度も何度も行くととても大変で、時間もかかって体力もかかったりして結構大変なので、そこら辺を解決するサービスです。
簡単に言うと、現地に我々が最新のスキャナーを持って行って、3Dデータ化してウェブ上で誰でも閲覧できるような状態にするというのが我々のサービスです。スキャンした翌日にはウェブ上で閲覧できるような状態になります。それはURLを送るだけで関係者全員に共有することができます。実際こういった感じでスキャンして、現場調査代行サービスになりますので、分電盤とか設備とか水回りとか、こういう写真も撮りつつできます。
機能的な話になりますが、1cm以内の精度でこの画面内で測定することができますので、どこでも測定可能になりますし、目視できる範囲は大体ほぼスキャンしてまいりますので、写真みたいに撮影漏れみたいなものはなくなります。もちろん白図作成も対応しておりますし、もう1つよく言われるのが、平面断面図が可能になりますので、天井のふところとかが綺麗に出たり、設備周りのところがよく見えるみたいなこともできます。
実際これは5万円からというすごくリーズナブルな価格で現場調査代行サービスをやっておりますので、建築設計事務所、内装設計事務所さんとか施工会社さんとかデベロッパーさんとか、店舗開発の方だったりイベント制作会社とかプラントさんとか住宅関連の方は、もし現場調査でちょっと今困っているんだよみたいなことがあったら、一度お問い合わせいただければと思います。すいません、ちょっと告知でございました。ではこっから本番に行きたいと思います。
第2部:AI画像は「遊び」から「実務」へ 建築・不動産の提案・広告パースは、どう変わるのか 40:53
皆さんはAIを活用していますか:企業導入の現状 40:59
AI画像は遊びから実務へというところでございます。ちょっと振り返りもそうなんですけども、皆さんAI活用していますか、みたいなところです。仕事でほぼ毎日使っているとか、時々使っているとか、試したことがあるとか、ほとんど使っていないとか、皆さん色々段階があるかなと思います。僕の周りで聞いていると、さすがに個人的には何かしらで使っているなという感触としては聞いております。ただそうは言っても個人で使うレベルなので、あんまり実務的なところまでやっていないんですけど、簡単な調べ物とかで使っているなという話は僕も体感としてはございます。僕とかは基本的にもうほぼAIで仕事をやらせていただいているので、逆にAIなしにはもう仕事が終わらないぐらいの状態にはなっております。
文章、検索とか資料作成、画像生成、データ分析とか、まだ用途が分からないとか、皆さん段階があるかと思います。AIの活用は今どこまで進んでいるのかというと、世界で言うと実は88%がもう業務で活用しているような段階だそうです。少なくとも1つの業務でAIを日常的に利用というところです。それに比べて日本はまだ34.5%。しかもこれ2026年3月の調査なので、つい4ヶ月前の話でございます。まだ企業で言うと34%ぐらいしか使われていないというところなんですが、その34%の会社様で使って、やっぱり86%の方は業務への効果を実感されているという状態だそうでございます。
これは僕も色々相談を受けます。よくあるのは、本当は個人で試しているんですが、会社公認で使うところで皆さん止まっているようです。いわゆる個人情報とか、先ほどの竹下弁護士の話ではないですけど、上層部もその知識がなかなか、まだ出たばかりのやつなので、これでOKみたいなものがない中で、許可をどう取っていくのかとか、どこまでやっていいのかみたいなところはなかなか難しい判断であるので、そこで止まって結局使えない。使っている会社で言うと、僕が聞くのはCopilot、Microsoftのやつがいいだろうみたいな感じで使われているのはよく聞くぐらいの会話でございますが、やっぱりここの業務プロセスに会社公認で入れるところで止まっているようなイメージでございます。
どんなAIがいいのか、法務と現場でどう決めるのか 43:49
結局どんなAIがいいのみたいな話も皆さんよく聞いていると思うんですけど、僕なりにちょっとまとめております。また後で話しますが、正直ここ、Claude、Gemini、Copilot、ChatGPT。この3つが正直もう3強すぎて、ダントツに上になっています。Perplexityとか、そこら辺もですね、最新情報の取得みたいなので結構特徴はあるんですけども、正直わざわざ使わなくてもいいのかなというところにはなってきたかなと思っています。
画像生成のところで言うと、Adobe FireflyとかCanvaは使いやすくていいでしょうみたいなところはあるんですけれども、これは権利の話があってということで言っておりますので、初心者向けとしてはFireflyは使いやすいみたいな感じ。またちょっとこれは後でお話しします。あとはコーディングのところとかもすごくいいよねという話が出ておりますが、結局企業で使われている会社さんって大体MicrosoftかGeminiかみたいな2強でやっていて、Gemini使ってますか、Copilot使ってますか、ここは許可されてますかみたいな話が世の中的にはあるようです。
法務と現場でどう活用を決めるのかみたいなところも、皆さんすごく迷われるところなんじゃないのかなと思います。結局まだまだ、先ほどの竹下弁護士の話ではないですが、まだ定まりきれていないというか、判決も出ていない中で、上層部の方もなかなか決めきれないよね、ただ現場はもう使いたいよねというところになっているので、結局ちょっとでも使わないと、使える範囲ではやっぱり使わせてもらった方がいいので、低リスクな業務で試させていただくというところを、上層部とか法務と相談していただくのがいいんじゃないのかなというところです。
あとは会社の個人情報じゃないですけど、クライアントの個人情報とか、会社のどうしても外に出てはいけないような情報を扱わないような作業であれば、そこら辺は本当に話し合いながら法務とセッションしていただければいいんじゃないのかなと思います。法務は守るし、現場は決めるし、使える仕事を見つけるというところでございます。
原則入力しない、こちらはすごく重要です。我々の会社もAI、基本的に画像生成をいろんなものを使っておりますが、やっぱり一番上から言われるのはここら辺です。個人情報、契約書、未公開図面、工事とか、そういったものは原則入力しないでくださいねという話はしておりますし、あとは社内資料とか顧客資料、物件情報とか社内会議のものは承認のみのところになっております。一般的なアイデア出しとか特定されないものとか、そういったところはなかなか使いやすいですよね。ここら辺は切り分けながら、どこまでやれますかみたいな話は建設的にされるといいんじゃないのかなと思います。
今日お伝えすること 47:32
今日お伝えすることを先にちょっとご説明しますが、画像生成AIの何が変わったのかみたいなところですけども、本当に今はダントツがChatGPTですよという話をします。あとは建築・不動産で何が使えるのかみたいなところもお話ししますし、結局どのAIを使えばいいのかみたいなところで、画像生成を始めるのはChatGPTで、Google環境で会社がなっているのであればGeminiを使ってくださいみたいな。資料を一気に作るならManus AIって、これは前回もちょっと話したかな、これもちょっと今日お話しします。
あとAIには、これ毎回言いますが、100点を求めないでくださいよと。AIにどこまで任せるべきかというところで、最後の確認と判断は人間ですよという。私はAIをめっちゃ活用しますけど、これ判断をしないと大惨事を招きます。ちゃんとチェックできなくて大惨事な、社内で炎上するっていうのを結構何度か食らったので、ここら辺は大事なところかなと思います。これは重要でして、AIの機能は全て覚える必要ありませんと。自分の業務でどこに効くかを理解して、明日から1つでも、今まで使ったことがないのであれば何かしらを契約して、ChatGPTもいいですしGeminiでもいいですしManusでもいいですし、そこら辺を契約してもらいながら使えばいいと思っております。
画像生成AIはどれだけ進化したのか 49:13
画像生成の方に戻りますが、以前と現在の画像生成AIというところで、今どれだけ進化したかみたいなところです。大きなところは、日本に限っては特にこちらです。日本語入りの画像が作りやすくなりました。特にChatGPTです。こちらがめちゃくちゃ強くなりました。今までだと限られたところだったんですが、ChatGPTがいきなり抜きん出ました。
あとは修正すると全体が変わるというところですが、今は会話しながらちょこっとずつ変えられるようになりましたので、部分的な修正が効くようになってきたというのがでかいです。一発生成中心と書いてありますが、結果を見ながら改善しながらやれていきますというところです。簡単に言うと、前だったら絵を作ってもこの部分が気に食わないからといって、それ以外のところはもうOKなのにもう1回作り直すと、結局他の直して欲しくないところも変わってしまって、いつになったらゴールになるんだ、完成するんだみたいなことがあったんですけども、今はやり取りをしながら、変えて欲しくないところは変えて欲しくないとちゃんと言えば変わらないままで、修正して欲しいところだけ修正してくれるということができるので、実務として活用できるような状態に近づいてきた。100%ではないんですけども、だいぶ使えるようになったというのが今の現状でございます。
図や広告画像だけではなくて、資料へ繋がりますよと。あと手戻りが多かったところが、初稿や比較として使えるようになりましたので、そこら辺はできます。今も完璧ではないですよと。しかし初稿や比較案、方向性の確認に使える場合がめちゃくちゃ増えていると。これは実務的に言うと本当にそうでして、実務でAIのやつをパーンって出すと、パンと弾かれることが、トラブルになることが多いので気をつけていただければと思いますが、その100点になる前の、社内であったりだとか、対お客様であっても、それまでのプロセスの間で活用するのはめちゃくちゃいいですよねということかと思います。
絵を作るAIから成果物を一緒に作るAIというところで、進化のポイントは画像が綺麗になったことだけではなくて、先ほども話しましたが、修正し、文字入れし、説明を加え、資料へ繋げられるようになったというところです。実務なので、よっぽどグラフィックの制作会社ではない限り、やっぱり資料に添付したりするかと思います。なのでこの資料にどういう画像を添付するのかみたいなところが、今言うと1番のニーズになっているんじゃないかなと思いますが、それはできますよねという話でございます。
4つの変化:日本語文字入れ・部分修正・参照画像・提案資料まで一気通貫 52:30
変化1は日本語を含む画像です。これはイメージ画像と書いてありますが、これも私がAIで作らせていただきました。本当に文字が間違わないというのがめちゃくちゃ大きいです。ここの文字をこの文字に変えてというのも全て直してくれます。物件金額、日付、電話番号とかもそうですし、僕の感覚だと、よっぽど僕こちら側の入力ミスがない限りは、なかなかもうAIもミスらなくなった。ちょっと後でプロンプトもお伝えしますが、あることをちゃんとやればここら辺はそんなにミスすることはなくなったのかなと思います。
本当に作りやすくなったのが、告知画像とかキャンペーンバナーとかセミナー告知とか、今回もそうですけどね。内見の見学告知とか工事のお知らせとか注意喚起ポップとか。どちらかといえば、責任分解で言うと自分たちでできるようなところであれば全然使えますよということだと思います。それを我々みたいに絵を作っている会社がお客様に売るのはちょっと難しいんじゃないのかなという話かと思います。
もう1つ、こちらです。会話しながら直せるというところです。こちらも後でまたお話ししますが、画像生成AIで言うと、一番最初は何かしらの絵を雰囲気でパッと作ると思う。そこから見ながら絵をどんどん作り込んで、これ違うな、ここはこうしよう、ここはこうしようみたいな話があると思うんですけども、一気にAIに、例えば空間で言うと、壁のここはこうやって、床はこういう素材にして、天井は何々してみたいに一気にプロンプトで指示すると、大体ミスります。なのでコツは一度に完成させないことです。ちょっとずつ、1個ずつ丁寧に画像を一部分ずつ修正していくと、うまく自分が欲しい絵に近づいていくというのが1個のコツとしてなっております。
もう1つ書いてありますが、全部一度に直すと結局どこが変わったのか分からなくなっちゃうということがあるんですけども、これは本当そうでして、一気に直すと、やっぱり今でも、ここは直す、ここはいじらないでねと言ってもいじっちゃう時があるんですよ。それが気づかなくなってしまうので、やっぱりちょっとずつ見比べながら、ここ直ったな、ここ直ったなみたいな形でやっていくとすごくいいかなと思います。
あと参照画像を使った編集が強くなったというところなんですけども、例えばこのAという画像を参照しながらこういう風にやっていきたいという指示が、最近すごくうまくなったというのがあります。これは僕もよくやるんですけども、ちゃんとファイル名を指示してあげるとうまくいきます。これもコツになりますが、元絵でもいいんですけど、原画とか、ファイル名をちゃんと書くんですね。この原画をベースに、このAというファイル名の画像のここの部分をここに直して、参考にこういう雰囲気にしてくださいとか。ちゃんとファイル名も指定しながら参照画像をやっていくと、うまく参照しながらやることができます。素材を指定して、変えない部分を指定して、AIの素材ベースで編集していくというところです。
これも書いてありますが、雰囲気の再現と建築の正確さは別なので、そこら辺はどうするのかみたいな課題はあるんですけども、そこら辺はまた後でお伝えしますが、加味しながらちゃんと確認しながらやってくださいというところでございます。
もう1つ、これです。例えば我々のパース業で言うと、結局クライアントの設計者さんとかはパースをもらってもパースだけ持っていくわけじゃなくて、ちゃんと提案資料として色々ひとまとめにしてお渡しすると思うんですが、その提案資料も作れるようになりましたよというところが、一気通貫で全部できますよというのが、最近1つのAIの中で繋がってきたというのが大きな取り組みになっております。1つのAIで対話の中で完結するようになったというのがあれです。
ちなみに僕のAIの加入は、ChatGPTもそうです。会社はGoogleなのでGemini、Claude、Genspark、Manus AI、Perplexity、Grokとか、僕7つぐらい大体加入しているんですね。どのAIともやるんですけれども、特にChatGPT、Claude、Geminiは万能に、本当に資料作成を最後までできるみたいな機能までは持っているんですけれども、じゃあ同じものを同じプロンプトを打ってやると、やっぱり品質にばらつきがあるんですね。なのでそういう意味で言うと、1つのAIで対話で完結できるようになったとはいうものの、僕とかはやっぱり部分で切り分けて、ここまでやったらこのAIにしましょうという話はしたりします。
ただ共通して言えるのが、今ChatGPTもGeminiもClaudeも、PDFとかパワポで書き出して共有できるというのが、前までなかなか欠けていたところが大体できるようになってきたので、そこはめちゃくちゃ便利だなという印象があります。
迷ったらChatGPT:各ツールの立ち位置と使い分け 59:46
さっきの全部のAIを覚える必要ありませんよというところです。今ですよ。ちょっと前だとGeminiが1番いいって僕言っていたんです。ただ皆さんご存知ですかね。今、Claude、Gemini、ChatGPTが本当に、傍から見ていると面白いぐらい競争しているんですね。この前もClaudeが出したすごい最強のAIだと言っていたものが出たと思ったら、すぐさまChatGPTの新しいやつが出るんですけど、またそれをすぐ塗り替えたりだとか。開発者同士がTwitterでやり合って、結構馬鹿にし合いながら新サービスを上げ続けるということをやっているんですけども、今で言うとバランスがいいのはやっぱりChatGPTはバランスよくやってくれるようなイメージでございます。
これは本当に文章、画像、資料を本当に同じ場所で全部できるので、ビジネスで活用するというところだけで言うと便利なところなので、ぜひともChatGPTは活用していただければ。特に今まであまり使っていないよという人は、いろんなAIが出てきて結局どれを使っていいか分からないよというのであれば、なおさらChatGPTで、しかもちゃんと課金はして使ってくださいね。ChatGPTを携帯のやつでやると、今会話モードもめちゃくちゃ優秀になって、本当に人と会話していることと変わらなくなってしまったので、そういう意味で言うとChatGPTはすごく扱いやすいんじゃないのかなと思います。初心者の方向けです。
そうは言ってもGeminiが落ちるのかみたいな会話なんですけど、Google環境の方であれば全然Geminiでも大丈夫です。うちの会社はGeminiが基本ベースとなっております。全然問題ないかなと思います。あとは会社がMicrosoft中心でCopilotを使ってくださいというところですが、最近ちょっと聞いているのが、先ほどChatGPTの画像生成がすごく上がったというところで、Copilotもやっぱり上がって。画像生成AIでAdobe Fireflyを使わないと難しいんじゃないのかと色々やっていた会社が、今だとCopilotの画像生成を使ってもう十分めっちゃ使えるじゃんと言っている声を聞くのが最近の世の中です。結構セキュリティ強めな会社でもCopilotはOKで走る会社が多いので、そういう意味ではそこで画像生成AIを使っているという話はよく聞きます。
もう1つです。資料を一気に形作りたいんだったら、Manus AI、Gensparkというところを使ってくださいというところでございます。今だけで言うと、先にお話ししますと、ついこの前までは、もうGenspark最強ですという話をしておりました。世の中に、街中にGensparkの広告がめちゃくちゃ出ていたなと思っていたら、なぜか、私もずっとGensparkを1年ぐらい使っていたんですけど、どんどん品質がなぜか落ちてきて、それと同時に逆に言うとManusの性能がどんどん上がって。
Manusって皆さんご存知ですかね。元々中国の企業のものだったんですけど、今Meta社が買収して、セキュリティのところも含めてMeta社が管理するようになって、やっと安全性も含めて使えるようになったんですが、そちらが一気に性能が良くなって、特に資料作成とか、今回の資料もManusの方と一緒にやりながら作成したんですけども、すごく性能がいいなと思いながらやらせていただいております。今はManus AIがダントツかなと思います。ちなみにGeminiもChatGPTもGensparkも同じような資料を作りましたけども、やっぱりManusの絵が僕は好みだな、綺麗だなという感じはします。
あとはこちらです。広告バナー等の仕上げというところですが、Adobe Fireflyと書いてありますが、Copilotでも Geminiでもいいんですけど、これはもう権利のところですね。著作権とかが怖い方は、Adobeを活用しながら、あとCanvaというところを使って、この2つを使って、こちらで画像を作ってCanvaで編集するみたいなところをやるのが1番楽なんじゃないのかなと思います。Canvaの、何だっけな、画像をレイヤー構造に分けるという、マジックなんとかという機能があるんですけども、そちらの機能を使うと一気に編集しやすくなります。レイアウトとかもすぐ変更できるようになるので、そこに活用されるといいのかなと思います。
ChatGPTとGeminiがそれぞれ向いているところ 1:05:15
ChatGPTが初心者に向いている理由として、日本語で自然に相談できる、曖昧な依頼でも汲み取る、画像・文章・ファイルを1つの会話でできます、指摘すれば直してくれる、専門用語を知らなくてもいい、スマホでもPCでも同じ、というところなんですけども、本当にこの、おしゃべりみたいな会話が、うちの会社でもそうなんですけども、あんまり使っていないとやっぱり使う気にならないのか分からないんですけども。
特に資料作りとか、昔だったらどうしても知識がないとできなかった資料だったりとか、社内資料もそうだし、例えばちょっと新しいサービスを作りましょうという時も何を考えていいのか分からないみたいなことがあったと思うんですけども、今はこういうことをやろうと思って、ざっくり分かっている自分の範囲だけでもいいし、やりたい目的と今分かっている自分の情報を含めて、分からないから教えてとか、こういうことをやろうと思っているから一緒にやってと言うと、一緒にやってくれるってすごくいい人たちなんだね、と。
本当に仕事の相談をするつもりで話しかけるというのが本当にそうでして、人と違って嫌な顔はしないので、どんどん頼って、頼り切った方がいいと思うぐらいです。あとは最後にチェックだけは、ファクトチェックはちゃんと自分でやらなきゃいけないというのはあるんですけども、本当にその形ができるところまでは仕事の相談をするつもりで話しかけるのが1番いいのかなと思います。僕は本当にこれはよくやる形です。ランニングしながらでも僕は仕事の相談をしながら頭をくるくる回しているような感じでございます。
あとGeminiが向いているところです。Googleドライブとの連携というところですけども、これも我々の会社でめちゃくちゃ良くて、Googleドライブと連携しているので、Geminiに言うと社内の情報をGoogleドライブを経由して吸い取って教えてくれるので、めちゃくちゃ便利だなと思っています。Gmail、カレンダーとの組み合わせの業務もそうですけど、これはClaudeもそうですが、連動するので、自分のスケジュール管理とかもAIとやれるので、そこら辺めちゃくちゃ便利だなと思っています。
あとスプレッドシートのデータ、いわゆるデータ分析のところですね。こちらも地味にすごく簡単にやってくれます。でもデータ分析とかそういったところだと、やっぱりClaudeの方が頭いいなという感じはします。あと検索と組み合わせて最新情報の確認とか、画像生成、画像理解も同じ場所でというところで、Google Workspaceはそれにまつわる Google MeetとかGoogleカレンダーとかドキュメントとかGoogleスライドとか、そこら辺のやつと全部連動しているので、そういうのを毎日使っている方であれば、連動してやってくれるのはめちゃくちゃ便利だなと思いますし、ChatGPTとかClaudeと見劣りするのかというと、今の段階で言うとそこまでではないので全然いいかなと思います。
最終成果物から選ぶツール選び 1:08:55
最終成果物から選ぶと書いております。結局じゃあ何がいいのというと、日本語入りの告知画像はChatGPTを使ってくださいと。いわゆるバーチャルステージングであれば、今だとChatGPTを活用してください。一応Geminiでもいいんですけども、もう好みの世界かもしれませんが、僕はChatGPTがいいなと思います。広告バナーのラフ案とかはChatGPTとCanvaを使ってください。こちらは解像度が足りないので、これは多分ラフ案になってしまうのかなと思いますが、ここには書いていないんですけども、解像度を上げるにはちゃんと検索すればすぐ出てくるので言いますが、Magnificという AIを使っていただければ解像度を上げるのが簡単にできますので、そちらを使うと業務的なものにも活用できるようになりますが、どこまで行っても自己責任でお使いくださいというところです。
デザインの最終仕上げのところは、AdobeとCanvaを使って、Canvaでレイアウトとか調整しながらやってくださいというところで、僕たちはPhotoshopとかそういうのを使えるのでできるんですけど、使えない方であれば、Canvaで無料でオンラインでやりながら、文字のレイアウトとかちょっと微調整を自分でしたりしながら最終仕上げをしていただくといいんじゃないのかなと思います。
あと提案書、企画書でございます。ChatGPT+パワポと書いてありますが、僕のおすすめはChatGPTからManus AIにプロンプトを吐き出して書かせるのが1番いいかなと思います。何かというとChatGPTで壁打ちをして、中身の精査というところまではChatGPTにやっていただいてます。何でかと言うと、今までの僕の情報とか全部握っているので、何度も同じことを伝えなくてもいいというところもあってChatGPTを使っています。スライドを一気に作成というのがManus、今は本当にManusの方がいいと思います。社内文書とかはChatGPTがいいかと思います。
あと寸法が正確な建築パースとなった時に、AIじゃなくて実は結局CGでやらないと難しいんですよという答えだけはちょっと言っておきます。後でこれまたお伝えしますね。結局選ぶ時は、生成できるかだけではなくて、生成した後にどう直せるかまで確認するというところなんですけども、先ほどお伝えした通り、Gemini、Copilot、ChatGPT、Claude、あとManus AI、Gensparkもそうなんですけども、提案資料だけの話で言うと、最後PowerPointやGoogleスライドに書き出してくれるので、あとは微調整が効く。その微調整ができるというところが大切でして、それができないと結局AIでずっとやり続けているとさすがにゴールが遠くなってしまうので、生成した後にどう直せるかが重要なので、自分が扱えるソフトウェアに書き出せるのであればそれに合わせたAIを使ってくださいというところです。
建築・不動産と画像生成AIは相性がいい 1:12:17
建築・不動産と画像生成AIは相性がいいというところなんですが、やっぱりそこはすごく相性がいいと聞いております。最近もお客様とか色々話を聞いているんですけども、画像生成は皆さんどこの会社様も、特にこの建築関係、設計事務所さんは最近よく使われているなというイメージがございます。特にバーチャルステージングのところは、いわゆる家具とか躯体をいじらないようなもののステージングはめちゃくちゃ便利だなと思っていますし、バーチャルステージングに関しては絶対AIを使った方がいいです。
あと本当にこのリノベーションの方向性の叩きですよねというところは使えますよね。あとうちもそうなんですけども、結局パースだけの話で言うと、やっぱりAIとCGの組み合わせが1番相性が良くて、そこら辺はどうやるんですかというのは後でお伝えしますが、使った方がいいですよというところですね。あとはやっぱり不動産広告のラフとか、ちょっと解像度問題もあってだと思うんですけども。あと工事、施設の説明資料とか、現況データとの組み合わせが相性がいいですよというところです。
結局1つ思うのが、この不動産広告のラフとかは自己完結、困っても自分のところが困るぐらいなのでいいかなと思うんですが、不動産広告とかパースもそうなんですけど、間違っているところがあるとか、結局成果に対してそれがいいか悪いか、このパースはいけているのかなとか、施主が納得するかなとか、不動産広告をこれってエンドユーザーさんに響く絵なのかなというのは、自分たちで判断できるかみたいなところはやっぱりあるかなと思っていて、そこら辺が社内でできるというのであればそのまま自分たちで使えばいいかなと思うんですけど、やっぱりそこら辺は、プログラマーのところも一緒なんですけども、プロじゃないと見極めがつききれないんじゃないのかな。売れるための画像って何なんだろうみたいなところのジャッジメントですね。最終確認のところはやっぱりプロにお任せした方がいいんじゃないのかなという気がします。
結局画像は、言葉で説明するより1枚の画像の方が伝わるスピードは早いというのは左の通りでして、特に先ほどのラフ案とか、今までだと口頭で言っていたところがパッと絵が出るというのは、本当に打ち合わせに向かってすごく早いスピードになったんじゃないのかなと。なのでお客さん、この建築だけの話で言うと、プレゼンのスピードがまた早くなったという話はちょっと聞いております。
活用例:バーチャルステージング、CGとの組み合わせ、広告ラフ、説明資料、現況データ 1:15:22
ここら辺から例も含めながらやっていきますが、バーチャルステージングのところです。本当にこの写真がこうなるのはもう簡単です。ChatGPTを使ったらすぐにできます。募集図面とかポータルサイトの掲載とか、内見前のイメージ、リーシングの募集内容とか、ここら辺は全然作れますので使っていただければと思いますが、ただこちらに書いてありますね、誤認を招く加工は広告トラブルの原因になりますというところでございます。もちろん躯体をいじると嘘になっちゃうのでダメですけど、イメージとしてこの家具とかを入れるのは全然OKなので、誤解を招かないようなバーチャルステージングをやっていただければと思います。
あとこれはインテリアデザイナーさんなのかコーディネーターさんなのかもしれないですが、本当に最初のなんとなくのイメージですよね。テイスト感をすぐに、ナチュラルとかモダンとかインダストリアルとか、よくあるパターン分けは、特に施主とかは詳しいわけではないので、パッと見せてもらって、なんとなくこれがいいというのを、この案をパッと出せるのはすごくいいなと思っていまして、まずはこの方向性だけでも決められるというのはAIを活用されるのはいいんじゃないのかなと思います。
なんとか風というのは何があるのかをAIに聞けば、10パターンとか20パターンすぐ出してくれるはずなので、それに合わせて元の背景の絵を渡して、この風合いで10パターン作ってと言うと作ってくれるはずなので、5分もあれば作ってくれるはずなので、そこら辺はすごく楽だなと思っていますし、会話の道具として詳細設計の前に方向性の合意形成に使うというのは本当に便利なことかなと思います。
ここからが色々お話できればなと思いますが、今日はうちの会社ならではのセミナーなので、ここら辺はちょっとお話しできればと思います。この建築パースと3DCGの組み合わせというところで、これもよく問い合わせがあるので、聞かれたら教えているんですが、このセミナーでもお伝えします。今どんな感じで皆さんやっているのかみたいなところをご紹介できればと思います。
AIってやっぱり検討の入口とか出口の見せ方、入口と出口で使うのがすごくベストですよという答えがあってですね。例えばこれですね。一番最初、本当のゼロというところで言うと、ここはCGで我々がお客様とやり取りする時の絵を渡すんですね。そうするとお客様の方でデザインとかを、どういうテイストになってもここら辺の位置情報とかは変わらないだろうみたいなところは手書きでこうやって書くと、次にちゃんとこういう絵を作ってくれるんですね。これで大丈夫です。この指示を与えてあげれば、これで絵が作れます。
最低条件のお客さんの用途とかも書いていただいて、そこから、最低限の要件だけまとめて今度はテイストの方で、どんなテイストにしますかみたいなところを何枚かお客さんと施主と色々提案をしていただいて。中央に什器があるのはそうだけども、丸なのか、こういう什器なのかとか、ちょっと明るい感じなのか暗い感じなのかとか、極端にちょっと分けながらお客さんに見てもらって、こっちの方向性で行きましょうみたいなところがあると、じゃあこれで行きましょうというところを、その中でももう1回ちょっと細かくやるんですけど、そこら辺でちょっとずつ絞っていく。AIで絞っていくんですね。
やっぱり、皆さん設計とかやられているとですね、思っていたのと違ったみたいな話になるといけないので、お客様と承認を取るために正確な寸法とかもちゃんと合っているようなパースを提案用に用意しなきゃいけないというタイミングで、我々みたいなパース会社とか、自分たちでちゃんとCGを使って、寸法も合った状態にもう1回CGに起こすような作業になります。ここまでできたら、今度は寸法とかが合っている情報になりますので、これをベースにもう1回テイストを直していきます。提案を変えていきます。素材とかそれの違いとかをやっていきます。
これでお客様と話し合って、最終の絵が決まった時に、細かく切り取ってAIで他のところのアングルを作ったりするのはAIでもできますので、アングルを変えたりだとか、そういうのをやると、今建築パースと3DCGの組み合わせという意味では1番省エネでできるような感じでございます。先ほどの話は検討の初期案出しみたいなところと、やっぱりスケールとか正確なところはどうしてもCGを使った方がいいですよねみたいなところ。テイストや雰囲気とか構図はAI、精度に関わるところはCGとかBIMとかでやらないと厳しいですよね。雰囲気とか空いたところはAIでやっちゃった方がいいですよねというのが結論としてございますので、ここら辺はどっちがいい悪いというよりは、ハイブリッドでやられた方が時間がかからないかなと思います。
もう1つ戻りますが、不動産広告のラフ案のところでございます。こちらも物販バナーの広告とかも、今だとこういう絵を本当に自分たちで作れる時代になりました。ここら辺はじゃあこの文字とかをどうしていくのかみたいなところがあるんですけども、やっぱりここはAIで初稿を作って、社内で方向性を確認しながら最後人で仕上げていくみたいな。初稿を早く作ることがすごく大切なのかなと思います。
さっきお話ししましたが、僕はこれをよくやるんですけども、この工事や施設の説明資料というところです。正直、説明資料ってよくこんな資料でお客さんにこれを見といて、これが工事の説明ですとか、アプリもこの説明ですとか、いろんな説明がめちゃめちゃ分厚く書いてあったりして誰が読むねんみたいな話があるんですけど、僕は文字の説明資料を読むのがすごい嫌いなので、そういう説明資料がドカッとくると、図解も入れてこういう資料に作ってくれみたいな形で僕は作るんですね。そうすると分かりやすい。一気に分かるので。
それと一緒でして、この手順書とか案内とかマニュアルみたいなちょっと分かりにくいようなものは、AIを活用して、社内共有用とか社外に共有するみたいなことを考えれば、AIを活用してこういうものを。これもChatGPTとか、ちょうどこの絵はChatGPTで作ったのかな、ClaudeとかGeminiとか、どのやつを使ってもここら辺はすごく上手に作ってくれるので、皆さんやっていただければ。元の絵とかも、この絵を使ってとか言ったら、その絵を使って資料を作ってくれるので、ぜひとも活用いただければと思います。これは本当お勧め。僕は1番重宝するお勧めかなという説明ですね。
あとこの現況データとの組み合わせというところなんですけれども、結局、さっきスキャン事業の話をしましたが、写真とか元があれば、そこから派生してAIで提案要素を分けるということができるので、建物とか写真とかをちゃんと撮ってくれば、それをベースにパースみたいなものを作ったりできるので、我々のスキャン事業もそうですけど、ちゃんとリアルなものとAIを組み合わせると、事実とイメージを分けて使うのが信頼に繋がりますので、どこまでが現況でどこまでが提案イメージなのかを必ず明示しながらやっていただくと、お客様や施主の方も納得いくんじゃないのかなと思います。例えばスキャンするとこういうデータが出たりするんです。それをちゃんとAIをかませてやるとこういう絵になったりしますので、こういったところでございます。
資料作成のツール選びと「AIの完成度は良くて80点」 1:24:46
あと画像を作るだけでは仕事は終わらないというところなんですけども、すいません、時間を超えてしまいました。18時半ですが、あと10分ぐらいちょっと押してしまいます。ちょっと巻いていきますが、画像は素材にすぎないので、結局実務で必要なのは意思決定のための資料となります。画像だけではやっぱり伝えきれないものがございますので、ちゃんと資料作りのところも今日学んでいっていただければと思いますが、本当に前だと資料を作るのはGensparkが分かりやすい答えだったんですが、今はいろんなツールが増えて機能が重なり始めましたというところです。Manusのような一気に成果物を作るAIが出てきたのでめちゃくちゃ便利ですよと。どれが最新かというより、自分の業務の進め方に合うかというところで選んでくださいというところでございます。
あとChatGPTとManusの使い分けなんですけども、本当にこれも好みだと思います。ChatGPTでも十分資料は作れますが、僕はManus AIの方がめちゃくちゃいいと思いますので、もう決まった内容を資料の形までというのでManus AIを使ってください。Manus AIは個人で契約して使っても十分元が取れると思いますので、資料をよく作成される方はぜひとも契約していただければと思います。
実際の資料作成のフローとなると、目的を決めて、素材を集めて、写真とか数字とか条件とかですよね。構成案を作って、構成の中身を確認して修正して、画像とか図も生成しながらスライドに落とし込んで、事実、数字を確認して、あと微調整して仕上げていくのが資料作成の流れでございます。AIが作って人が確認する工程でございます。ただこれはちゃんと工程を確認するということをしないと本当に大惨事になるので、何度もちょっと言いますが確認はしてください。
ここからは、どこまでAIで一気に作りますかというところなんですが、これはもうずっと不変だなと思っております。よく、AIのことが分からないので教えてくださいと企業訪問したりすると、AIのことをスーパーマンだと思って僕に言ってくることがあるんですが、そんなスーパーマンじゃないですというのと、本当にAIを使って結局何をやりたいのかといったら、精度の高いものを短い時間で作れるからいいところなんですけども、これを100点までやろうと思ったら、いきなり逆になる瞬間があるんです。
なのでやっぱり、あとはもう自分でやる。部下と一緒なんですよね。部下がここまでやったけど、お前めっちゃ助かった、あとはもう俺がやる。ここからは俺がやるというところをちゃんと思っておかないと、コストがかかって、時間もかかるし、コストもかかりますので、70、80、大体僕の感覚で言うと良くても80点ぐらいがAIの完成度になりますので、残りの30%は自分でやるということを心がけてください。なので100点を求めてずっとやり続けるとあんまり意味がないので、途中の見極めは大切です。
デモと提案資料の作り方:1個ずつ指示し、複数のAIに採点させる 1:28:13
これはデモのところになりますが、本当に家具を1個ずつという話です。写真からまず、ナチュラルテイストの家具を配置してくださいと言うと、こういう絵になりますと。こういう絵から今度は床をベージュにと言うとベージュの色に変えてくれます。1個ずつ。ちなみに僕がよくやるんですけども、間取り、窓の位置、壁、床の素材は変えないでください。あとは絵の構図を変えないでくださいとか、画角を変えないでくださいとか、形状を変えないでくださいとか、結構いろんなものを「変えないで、変えないで、変えないで」というのはたくさん言った方がちゃんと精度が高くなるかと思います。その上でソファーの色を変えてくださいとか。この後は植物を窓際に入れてと言うと入れてくれますし、その後、暖色にしてくださいと言うと空気の暖色を色々変えてくれたりだとか、あと人を入れたりだとかして、最終ゴールに向かって参ります。
もう1つ、提案資料のところです。ここも皆さん、プロンプトのところが最近見ているとそんなに難しい話はないのかなと思うんですけども、コツはやっぱりあって、提案資料とかもどれだけ細かな情報をこのAIに渡せるのかみたいなところはあると思います。今のAIって本当に頭が良くて、先ほどの物件の、物件の種類とか所在地とか、間取りがどこだとか、差別化、競合相手の課題とか、ターゲットはどこがいいんだとか、あらゆる質問とかも含めて一気に渡すと。
まず課題を洗ってくれという話をすると、この分類に分けてこう課題解決。これはわざわざ、課題を4つに分けて整理してくださいと書いてありますが、ここまで書かなくても、課題をちゃんと分類して1個1個解決して、この物件に関する広告ビジュアルを作りたいみたいな話をすると、じゃあここは何なんだ、ここはどうだったと、インプットしきれていない情報とかを聞かれたりだとか色々あるので、そこら辺をやり取りしながら課題解決して、その後に想定パターンとかを提案してくれみたいな話をするとパターンを考えて、そのパターンの中で自分がこれとこれがいいな。でも出てこなかったら、こういう案がいいんだけど他に何か聞いて欲しい情報があるみたいな話をするとまた聞かれるので、それを答えたりするとどんどんいい提案もしてくれるようになります。
募集コンセプトを作っていくとなると、本当にマーケティングのところもやってくれる。そこら辺もキャッチコピーとかターゲットとかそうです。これを話していくと、マーケティングのところもやって、30代夫婦がここだといいんじゃないのかと多分出たんですね。そこから、それに向けてキャッチコピーであったりコンセプトとか、広告で伝えるポイントを整理してくださいとか。どんどんやると答えが出てきて、それを伴って物件オーナーに提案する5ページの資料を作ってくださいみたいなところをどんどん書いていくと。最後はここからですよ。さっきの話なんですけど、もう好みになります。ChatGPTでやるのかManusで作るのかみたいなところで提案資料を作ってもらってやります。
その後に、僕はこれをめちゃくちゃやるんですけども、これはおすすめです。できた資料をPDFなりPowerPointでもいいんですけど、それを吐き出してもらって、もう1回ChatGPTでもいいですし、自分が持っているAI何でも。僕とかはいくつもAIを持っているので、特にChatGPTとGeminiとClaudeに同じできた資料を3つに与えて、例えば「あなたは制作資料のプロとして点数をつけて。こういうことをやろうと思っているんだけど、これは何点なんだ」というのを書かせるんですね。
そうすると、ChatGPTがこの提案資料を作ってくれ、助けてくれたのに、いきなり100点満点で何点だと言うと、意外と、これ完璧だって最後押し出してくれたのに70点だとかいう時があるんですね。そしたら70点ってなんで70点だという話を聞いて、もう1回提案資料にブラッシュアップをかけるんですね。僕とかだとChatGPTでそれで95点ぐらいまで上げてです。そしたら95点の内容を今度Claudeに持っていくんですね。Claudeに持っていって、これ何点だと言うと、85点だと。なんだよ、ちょっと違うなみたいなところになると、今度Claudeにどうやったら95点になると言うと、また細かなことを指示されて、それを書き直して、もう1回ChatGPTに持っていくと93点だみたいな。前より良くなったねとか言って一言みたいに言うんですけど、これを2、3回ぐらいやると、大体95点とか97点ぐらいに上がるんですね。それぐらいやると、確かに誰に見せても分かりやすい資料になってきますというのが、ちょっとした僕の皆さんに言えるアドバイスみたいなところになります。
注意点とまとめ:AI画像は事実の記録ではない、使いこなすプロが勝つ 1:34:21
AI画像は事実ではないというのは、AIが作る本物らしく見えるイメージであって、事実の記録ではないので、そこら辺は気をつけてくださいというところで、僕は弁護士さんじゃないのであんまり細かくは言えないんですけども、景品表示法とか宅建とか、不動産の表示に関する公正競争規約とか、色々法律が絡んできます。広告を自分たちでやろうと思った時に、これがいわゆるプロがいた方がいいですよね、最後は頼んだ方がいいですよねというところなんですけども、AI・CGイメージであることの明記と、実際より有利・優良に見せないとかですね。いわゆるプロだからこそちゃんと法規的なところも含めて作っていたりするので、そこら辺は法律も絡んでくるところなので、プロの方に最後は最終チェックしていただくのはいいんじゃないのかなと思います。
情報管理のところも、入力してはいけないところ。ここら辺も先ほどの先生の話ではないですけど、ありますので、ちゃんと見てください。この資料は皆さんにお渡ししますので見ていただければと思いますが、会社のAIルールとかをちゃんと確認しながら使ってくださいというところです。判断に迷う情報は入れないが正解というところでございます。AIに100点を求めない、AIだけでやるのに100点を求めないというところですね。そこら辺は皆さんやってくださいというところです。
ちょっと長くなってしまいましたが、10分超えてしまったのでここら辺で終わりたいと思いますが、結局AIが仕事を奪うのではなくて、AIを使うプロが使わないプロより早くなるだけというのがやっぱり結果としてあって、よく、AIで仕事がなくなるんじゃないんですかというよりは、今のタイミングだとAIを本当に使いこなすやつが勝ちます。これは使った方がいいです。使っていないという方がいらっしゃるのであれば、ぜひとも使いこなしてください。全然それで仕事の内容が変わってくるかと思いますので、AIに写真を見せて同じ部屋の絵を作る、5ページの提案を作るとか、ちょっと簡単なところからやってみたらいいんじゃないのかなと思います。
目的から作って、提案指示は1つずつ、100点を求めない、修正できる形式で受け取って、最後は自分で直し、人で確認するというところで、頼れる部下としてAIを活用してくださいというところでございます。最終まとめでございます。AIは作業に任せて、本来考える仕事に使うべきというところで、自分のコア業務をちゃんと理解してAIを活用して。今までこんな仕事俺じゃなくてもというやつは今だとAIで大体できるので、やり方が分からなかったらAIに聞いてみればAIが教えてくれるので、ぜひとも活用していただければと思います。
今日はこれで以上となりますが、このAIセミナーも、今日も多くの方が来ていらっしゃったので、いつやめようかと思いながらやめられないままいますが、また来月やれるかな、2ヶ月後ぐらいかなと、ちょっとまた気まぐれになりますが、また告知させていただきますので、やる時は皆さんまたご参加いただければと思います。2ヶ月後になると、僕もChatGPT推しだったのが、もしかしたら違うAIを推しているかもしれません。そういった意味でまた見ていただければと思います。
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