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プロが教えるやさしいCGパース制作 - Cinema 4D編 - No.07 小物/家具作成_Low Table

2024.08.06

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CGパース初心者向けオフィスCGパースチュートリアル No.07 小物/家具作成_Low Table

◆この動画では、オフィス内に配置するローテーブルのモデリングを解説いたします。ブールや押し出しを使用したモデリング、数値入力や対象の使用方法を習得します。
※解説字幕付き

➀天板の作成

※使用データは本記事ページ下部リンク【参考資料】からダウンロードできます。
今回はこちらのテーブルをベベルや押し出しブールを使って作っていきます。まず下図を見て全体の大きさを確認します。幅1130mm、高さ370mm、奥行き710mmとなります。まず天板を作ります。プリミティブの立方体を出し、幅1130mm、高さ20mm、奥行き710mmを入力します。立方体の高さの位置を360mmにします。4画面モードに切り替えます。角を丸めたいのでショートカットキー[C]でオブジェクトを編集可能にします。エッジモードに切り替えて丸めたいエッジを選択します。またはマウスの横ボタンから出るメニューよりリング選択で一度に選択します。選択したら右クリックからベベルを選択します。

②ベベルで形状の調整

何もないところでドラッグすると任意の幅で角が取れますが、きちんと数値を入れたいので属性パネルから[オフセット]に丸める大きさを30mm、[分割数]を6にします。これで天板はできましたので、次に脚を作るため一旦非表示にしておきます。

③脚の作成

次に脚を作ります。上部ツールバーから立方体を選択します。属性パネルから幅を100mm、高さ350mm、奥行きを710mmにします。立方体の高さの位置を175mmにし、底面が0になるようにします。また、属性パネルから立方体の分割数を[X, Z]それぞれ3にします。分割ができたら、ショートカットキー[C]で編集可能にします。エッジモードに切り替えます。立方体の右手前の一辺を選択します。右クリックでベベルを選択します。属性パネルから[オフセット]を20mmにします。ポイントモードに切り替えます。立方体のいらない部分を消します。また上下のもいらないので、ポリゴンモードに切り替えて前面ビューで消していきます。次に脚に厚みをつけていきます。[Ctrl+A]で全部の面を選択します。

④押し出しで立体化

右クリックから押し出しを選択します。属性パネルで押し出し量を-10mmにします。N-gonsを作成、キャップを作成にそれぞれチェックを入れて適用を押します。

⑤法線の向きの調整

ここでポリゴンモードで[Ctrl+A]を押して面を確認してみると、法線の向きが逆になってしまったので、ショートカットキー[U-R]を押して法線を反転して直しておきます。次に脚の付け根の辺が長いので調整していきます。ポイントモードに切り替えて、まずは前面ビューで左側2点の位置を調整します。次に右面ビューから同様に右側2点の位置を調整します。これで脚のベースができました。天板同様これも非表示にしておきます。

⑥削り取るオブジェクトの作成

今度はブールを使い脚のいらない部分を削り取ります。立方体で削り取るための物体を作ります。幅1050mm、高さ350mm、奥行き630mmの立方体を作ります。高さの位置を155mmにします。[フィレット]にチェックを入れて角を丸めていきます。フィレットの半径を25mm、分割数6にします。ショートカットキー[C]でオブジェクトを編集可能にします。下の丸み部分はいらないので、フィレット部分をポイントモードで削除します。消したことで穴が開いてしまったので、ポリゴンの穴を閉じます。ポリゴンモードに切り替えて、ショートカットキー[MD]で閉じたい箇所にマウスを持っていきクリックして閉じます。右面ビューで閉じた面を選択して、下の面が0地点より低くなるようにします。Y座標の値を-10mmにします。また、脚が下に行くに連れて細くなっているので、立方体の下の面を広げます。縦横それぞれ20mmずつ足します。これで削り取るための物体ができました。このオブジェクトで前からと横からで削り取りたいので、コピーして2つにします。

⑦ブールで削り取る

先ほど作った脚の非表示を解除します。選択した状態でAltキーを押しながら[ブール]を押すと脚がブールの子になります。ブール内の脚のオブジェクトの下にブール用のオブジェクトを入れます。投影ビューから立方体の位置をずらすと削り取られているのが分かります。同様にもう片側も削りたいので、ブールを選択した状態でAltキーを押しながらブールを押してブールの中に入れます。残しておいたもう1つの物体を入れて、今度は上面ビューを見ながら位置を調整し削ります。これで脚が1本できました。脚は4つあるので複製していきます。その前に形状を確定しておきます。2つのブールを[shift]キーを押しながら選択し、[一体化]にチェックを入れます。ショートカットキー[C]で編集可能にします。すると1つのポリゴンになりました。オブジェクトの右についてきた三角のタグは今回はいらないので消しておきます。

⑧対称で複製

上部ツールバーから対称を2つ出します。作った脚を対に入れると左右反転されます。さらに前後にも複製したいので、もう1つの対称に入れます。属性パネルから対称面をXYに変えます。これで4本の脚ができました。一旦対称の横の緑のチェックマークをクリックして適用をオフにします。この脚を使って脚の間の部材を作成していきます。ポリゴンモードに切り替えて、脚の繋ぐ面を選択します。

⑨残りの部材の作成

右クリックで[選択部分を別オブジェクト]を選びます。オブジェクトの下にオブジェクトが1つ増えました。同様にもう片側も部材があるので、元のオブジェクトを選択します。脚の繋ぐ面を選択して右クリックで[選択部分を別オブジェクト]を選びます。作成されたオブジェクトを対称の外に出します。このオブジェクトは今面の状態なので立体化させて脚の間の部材を作成します。x座標の値を確認して押し出しを使用して立体化させていきます。

⑩数値計算で効率化

右クリックで[押し出し]を選択します。押し出し量はX座標の値の2倍の長さを入れます。属性パネルから押し出し量を計算していきます。[465*2]と入力すると、自動で計算された930という値が入力されます。同様にもう片方の部材も立体化させていきます。押し出しツールは先ほど使用したので、上部ツールバーを長押しして履歴からも選ぶことができます。Z座標の値が-255mmなので、2倍の510を属性パネルの押し出し量に入力します。ここまでできたら先ほど解除していた対称の適用をONにします。立体化させた部材を2つ選択してショートカットキー[G]で軸を中心にします。脚と部材がぴったりとついているとつなぎ目が分からないので、少しだけ小さくします。長い方の部材を選択してXのサイズを-2mmします。次に短い方の部材を選択してZのサイズを-2mmします。

⑪インスタンスで複製

作成した部材をインスタンスを使用して複製していきます。元となるオブジェクトを選択して、上部ツールバーからインスタンスを選択します。重なっていて分かりづらいですが複製できました。同様にもう片方の部材も選択してインスタンスで複製していきます。インスタンスと元のオブジェクトの関係が分かりづらくなってしまったので並び替えておきます。インスタンスしたオブジェクトを選択して位置を調整していきます。長い方のインスタンスはZ座標の位置を340にします。短い方のインスタンスはx座標の位置を-500にします。これで脚が完成しました。非表示にしていた天板を表示にします。これでテーブルの完成です。

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参考資料・スケジュールのダウンロードはこちらから↓
【参考資料】jpegデータ「ローテーブル_01.jpg」「ローテーブル_平面図.jpg」Low Table
【動画学習スケジュール】動画学習スケジュール(VW+C4D+Ps

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【リンク集】
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