プロが教えるやさしいCGパース制作 - Cinema 4D編 - No.07 小物/家具作成_Blind | 建築パース CGパース制作 広告CG 内装BIMのスペースラボ

プロが教えるやさしいCGパース制作 - Cinema 4D編 - No.07 小物/家具作成_Blind

2024.07.25

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CGパース初心者向けオフィスCGパースチュートリアル No.07 小物/家具作成_Blind

◆この動画では、オフィス内に配置するブラインドのモデリングを解説いたします。制作を通して、座標を使ったオブジェクトのミラー複製を学んでいきます。
※解説字幕付き

①サイズ・イメージを決める

※使用データは本記事ページ下部リンク【参考資料】からダウンロードできます。
今回は、こちらの窓に設置するブラインドを作成します。まずはブラインドのサイズとデザインを決めましょう。窓の大きさを確認して、おおよそのサイズを決めます。今回作成するブラインドは、横幅3540mm、奥行80mmとします。高さはブラインドの開き具合で調整するため、最初は考えなくて大丈夫です。窓の縦サイズより大きくはならないようにしましょう。モデリングをする際の参考にするため、完成イメージとなる写真も用意しましょう。今回は、こちらの写真を参考として、モデリングをしていきます。

②ボリュームを作成する

決めたサイズをもとに、立方体を配置します。

まず、窓枠の上を選択してAltキーを押しながら、プリミティブの立方体を出します。(子から取り出す)右下の属性パネルのオブジェクトタブが開いていることを確認し、サイズを調整します。Xの値を3540mm、Yの値をひとまず500mmn、Zの値を奥行80mmと入力しましょう。その後、高さ位置を調整し、窓の上端にあわせて配置します。ここで、編集可能ボタンをクリックします。ポリゴンモードに切り替えて、下面を選択します。ブラインドの開口幅を意識しながら、Y方向へ引き出します。バランスを見て止めましょう。(Y=1390mm地点)これでボリュームの配置が完了しました。

③上部ボックスを作成する

次は、上にある横長のボックスを作成します。先ほど作成したボリュームの立方体を複製します。このとき、複製元となるボリュームの立方体を、非表示にしてとっておきましょう。複製した方の立方体の下面をポリゴンモードで選んだまま、写真と見比べつつ上へ移動させます。(Y=2345mm地点)この立方体を複製します。モードをモデルモードへ戻し、片方のサイズのZ方向の値を10mmと入力しましょう。もう一方はXの値を10mmに変更し、側面の板として配置します。同じサイズのものを反対側に複製するときは、中心にしたいオブジェクトを軸としたヌルを作って、「オブジェクト:相対」の位置情報を使って移動すると便利です。立方体でこのようなオブジェクトを作る際は、各オブジェクトの面が重なってしまわないように注意しましょう。これで、上にある横長のボックスが完成しました。

④ブラインドの羽を作る

次はブラインドの本体を作成します。写真を見ると、同じ横幅のブラインドが2つ並んでいます。ボリュームのサイズを半分にして、1セット分のブラインドを作成しましょう。一番最初に作成したボリュームを複製し、表示させます。現在の状態が、面選択モードで「オブジェクト:相対」になっていることを確認し、向かって右の面をクリックして選択します。座標の数値を確認し、Xの値を0mmにします。モデルモードに切り替えたら、Gを押して軸を中心へ移動させます。こうすることで簡単に、ポリゴンでできた直方体を半分のサイズにできます。このままだとサイズがピッタリすぎるので、Xの値と位置を微調整しておきます。(Xサイズを1750mmへ微調整・5mm右へ移動させる)ブラインド用のボリュームサイズを微調整したら、Cinema4Dの画面横に写真を配置して、ブラインドの羽を1枚作成しましょう。(X=1750 Y=9.5 Z=50)この1枚を、ボリュームの下端にあわせて移動させます。回転ツールで、少し斜めにしておきましょう。一番下の羽ができたら、これを複製してさらに上のパーツを作ります。厚みと奥行を少し抑えめにしておきましょう。回転角度を0度に直したら、クローナージェネレータの子として配置し、上方向へ複製させましょう。(複製数4、ステップ13)そのままポイント選択モードへ切り替え、クローナーの子になっている立方体を選択します。ctrlキーとAを押して8点すべてを選択したら、回転ツールで回転させます。こうすると、オブジェクトの軸は0度のままで斜めのパーツを作成できるため、ブラインドの羽のような斜めのオブジェクトをまっすぐに複製するときに便利です。作成したクローナーを複製し、傾き角度を変えた羽を作ります。たまに全体を見て、バランスを調整します。これで、ブラインドの羽が完成しました。

⑤吊りパーツを作る

完成イメージの写真を見ると、羽同士をつなぐヒモのような縦材が入っているのが分かります。この窓はカメラからかなり離れているため、今回は簡単に作成しておきます。半分にしたボリュームを中心として、プリミティブの円柱を出します。半径を2mm、高さを1040mm、高さ方向の分割数は1、回転方向の分割数は10としておきます。下端を確認して突き出していないかチェックし、位置を調整しておきます。クローナーを使って等間隔に配置します。クローナーのモードは「グリッド」、左の配列数を3にして、あとは1にしておきます。バランスを見て間隔を整えたら、完了です。これで片方のブラインドが出来たので、インスタンスオブジェクトとして右へ複製します。ブラインドを構成する分のパーツを選択し、一つのヌルにまとめます。名前を「set」に変更したら、Iキーを押してインスタンスオブジェクトを作成します。上部のボックスを作成した時と同じく、同じサイズのものを反対側に複製するときは、中心にしたいオブジェクトを軸としたヌルを作って「オブジェクト:相対」の位置情報を使って移動すると便利です。X方向の位置が-880mmになっているので、頭の-(マイナス)を削除して、ヌルの中心を挟んで反対方向へ移動させます。

⑦完成

一通りヌルの中身やバランスを確認したら、ブラインドの完成です。

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参考資料・スケジュールのダウンロードはこちらから↓
【参考資料】jpegデータ「ブラインド_写真.jpg」Blind
【動画学習スケジュール】動画学習スケジュール(VW+C4D+Ps)

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